第67回「広告電通賞」、味の素が初の「総合広告電通賞」受賞

【関連記事】第66回「広告電通賞」、総合広告電通賞はサントリーホールディングス

電通は26日、第67回「広告電通賞」の入賞作品を発表した。最高賞である「総合広告電通賞」には味の素が決定し、同社は初選出となる。

味の素は、「雑誌」で広告電通賞を獲得したほか、「新聞」で最優秀賞を、さらに「雑誌」「ラジオ」でそれぞれ優秀賞を獲得するなど、広告活動全般にわたる成果が評価された。

贈賞式は、7月1日に東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪・国際館パミールで開催される。入賞作品は7月18日~8月24日に東京・汐留の「アド・ミュージアム東京」で展示される。

主要賞の受賞企業は以下の通り。

広告電通賞

新聞:東日本旅客鉃道株式会社
「行くぜ、東北。(行くぜ、東北。)」

雑誌:味の素株式会社
「和風調味料群(和食は、和色で、できている。)」

ラジオ:株式会社ニッポン放送
「守ろう地球環境(最後のメッセージ)」

テレビ:全国都道府県及び20指定都市
「LOTO7(話は変わる)」

アウトドア:合同会社西友
「蓮根坂下店(街自体をひとつのメディアに!超地域密着型アンビエント広告!!)」

デジタル:エバラ食品工業株式会社
「浅漬けの素(おくちの中の遊園地)」

プロモーション:熊本県
「赤い県産品(くまモン ほっぺ紛失事件)」

インテグレーテッド・キャンペーン賞:サントリーホールディングス株式会社
「オランジーナ(オランジーナ擬人化プロジェクト)」

地区広告賞

名古屋:シヤチハタ株式会社
「スタンプ(Stomp on Stamp)テレビ広告」

九州:株式会社 西日本新聞社 協賛各社
「大名小学校(大名小学校・最後の卒業式)新聞広告」

北海道:北海道米販売拡大委員会 他
「北海道米ななつぼし(北海道米ななつぼし「マツコ食べる」) テレビ広告」

広告電通賞特別賞

本田技研工業株式会社
「internavi(Sound of Honda / Ayrton Senna 1989)」


今回選考の対象となった広告作品は、2013年4月1日から2014年3月31日までに実施されたもので、選考委員会にかけられた作品点数は1654点、最終選考に残った作品は370点。

本年4月に、東京、大阪、名古屋、九州、北海道の5地区で地区予選が行われ、5月19日~22日に東京で開かれた最終選考会において、予選通過作品の中から入賞作品が選出された後、5月23日の最終選考委員総会に諮られ、各賞64点が決定した。

「広告電通賞」は、1947年12月の創設以来、広告活動の進歩向上に寄与するため、毎年、その年度中に実施された広告作品に関して優秀な広告企画および広告技術を示した広告主を表彰するもの。選考は全国的に組織された独立の機関「広告電通賞審議会」(会長・今井敬氏)に参加する514人の選考委員が行う。選考委員会は各地区とも、広告主、媒体社、制作者、学識経験者、文化人を中心に構成される。

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