東芝グループで映像・家電事業の東芝ライフスタイルは10日、テレビ「レグザ」向けの映像コンテンツ配信サービスと、共通ポイントサービス「Tポイント」との連携を開始した。同サービス「TimeOn」を通じてTポイント利用手続きをすると最大1000ポイントを付与する。期間は今後1年間ほど。同社によるとインターネットを介したテレビの映像コンテンツ視聴サービスとTポイントの連携は国内初。
Tポイントと連携した狙いについて、東芝ライフスタイル経営企画部は「テレビのライトユーザー層の利用を促し、ポイントサービスに親和性のある女性層にも『TimeOn』ユーザーのすそ野を広げたい」と話す。加えて「テレビは毎日接するものなので、『レグザ』を日々の視聴がポイント獲得につながる『お得なテレビ』と位置づけ、販売促進にもつなげたい」とした。
「TimeOn」のメニュー画面には、博報堂DYメディアパートナーズとデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムが2月21日から、動画広告の配信・掲載を行っている。6月10日時点で広告を配信しているのは、花王、トヨタ自動車、ベネッセホールディングス、映画『ラストミッション』(配給=ショウゲート)。動画広告を見てアンケートに答えるとTポイントがもらえるキャンペーンも実施する。
「TimeOn」では、利用者の都道府県、性別などの属性情報のほか、チャンネル切り替え、録画予約、検索履歴といった視聴状況を記録する。しかし、こうしたデータとCCCとの連携については「当面は、Tポイント付与時の確認程度」(東芝ライフスタイル)という。
「TimeOn」関連記事はこちら
「Tポイント」関連記事はこちら
「お得なテレビ」関連記事はこちら