家電ダイソンのアカウント、ネイキッドが獲得

ダイソンの羽根のない扇風機は、2010年度グッドデザイン賞で大賞に選ばれた(10日、都内で)

英家電ダイソンの日本法人はこのほど、ブランディングの扱いをネイキッド・コミュニケーションズ(東京・渋谷)に移した。ネイキッド社が10日、発表した。仏ピュブリシスグループの広告会社サーチアンドサーチ・ファロン(同)が長く担当していたが、複数社によるコンペを経て新たにネイキッド社を選んだ。メディアの扱いは引き続きアサツー ディ・ケイ(ADK)が行う。

ダイソンは、1999年に吸引力の高いサイクロン掃除機を日本市場に投入。独創的なデザインや機能でヒットし、国内メーカーが追随した。4月に発売された羽根のない扇風機は、10日に決定した2010年の「グッドデザイン賞」で大賞に選ばれた。マーケティング・ディレクターのマシュー・ブロードウェイ氏は、「ネイキッドの持つ日本市場の知識や理解を生かし、新しいチームでこれらの製品のマーケティング活動を展開していく」とコメントしている。

英ロンドンに本拠を置くネイキッド・コミュニケーションズは、市場分析を行う専門チームを抱えるなど戦略プランニングに強みを持つ。日本ではソニーのパソコン「VAIO(バイオ)」などを手掛けている。

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