テイクアンドギヴ・ニーズ 広報部長 柴田 恵 氏
サービスの質にこだわり抜くことが、結婚式関連事業を展開する同社の信条であり、強みだ。主力サービスの「ハウスウエディング」とは、一軒家を貸しきるスタイルのこと。また、一顧客一担当制を採用し、パーティーのコンセプト提案から料理、装花、ペーパーアイテム、演出方法など、あらゆる内容をオーダーメイドで創り上げ、オリジナルのウエディングを実現する。
各スタッフには高度なスキルが求められるが、研修制度を充実させることで、身だしなみ、マナー、話し方、デッサン、カラーコーディネートなどを十分に学べる環境を整備。さらに、最先端の情報を吸収するために海外研修を実施するなど、サービス向上を目指した取り組みに余念がない。
しかし、広報部長の柴田恵氏は、サービスの質が高くても、その価値を伝えることが難しいと話す。「“幸せ”や“感動”、それらを創り上げるスタッフの想いの深さ、トータルでのコーディネート力といった数値化できないものを伝えることに苦戦しています」。
そうした状況で、約半年前に広報部を新設。そのタイミングで、メンバーの一人が宣伝会議の「広報担当者養成講座」を受講する。
「私が過去に受講していたこともあり、通ってもらいました。実務の中では取材対応やニュースリリースの作成に偏ってしまいますから、基礎を一通り学んだ上で、新しい施策を考えていきたかったんです。そして、受講歴のある二人で他のメンバーに基礎を教えながら、みんなで課題解決を図っていくという体制を整えました」。
結果的に今年4月には、既存のSNSコンテンツと連動させた、動画メディアを活用した施策をスタートさせた。例えば、ウエディングによって「ずっと言えなかった心の奥深くにあった想い」を伝え、親子や兄弟の絆が修復された様子を伝える動画などを展開。同社の課題であった、“幸せ”や“感動”の瞬間と共に、それを創るスタッフの想いまで伝えられる方法として期待がもたれている。
「今でも、講座に通っていた頃の人たちと会い、刺激を受けてコンテンツに活かしたり、結婚式を切り口にしたコラボレーションを一緒に考えたりしています。今後も、当社ならではの付加価値を伝えていけるコンテンツづくりに注力し続けます」と話す柴田氏。同社のPRの広がりが楽しみだ。
テイクアンドギヴ・ニーズ 会社DATA
会社DATA「ハウスウエディング」を中心に、結婚式関連事業を手掛ける。「広報担当者養成講座」を受講。
「宣伝会議 オリジナル研修」
60年の歴史を持つ、マーケティング・クリエイティブの専門的な研修機関「宣伝会議」が、社員の成長につながる社員研修をお手伝いします。
株式会社宣伝会議 教育事業部
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