福岡大学の広報アドバイザーに電通・門田陽氏 コミュニケーション戦略で母校を支援

福岡大学(福岡市)の広報戦略アドバイザーに、卒業生で電通クリエーティブディレクター/コピーライターの門田陽氏が任命され、20日に同大学で認定書授与式が開かれた。4月に開始し、任期は2015年12月31日まで。広報戦略を強化するにあたり、コミュニケーションのプロによるアドバイスを取り込む。

福岡大学の衛藤卓也学長(右)から認定書を受け取る門田陽氏(左)

門田氏は福岡大の広報戦略や制作物などに対する助言を行うほか、広報活動に参加する「学生広報サポーター」への指導などを担う。これまでも同大のブランド広告を手がけてきた縁で、今回の就任が決まった。

門田氏は同大人文学部卒業後、西鉄エージェンシー、仲畑広告制作所、電通九州を経て、現在は電通第5CRプランニング局に所属し東京を拠点に活動している。霧島酒造や明治などの広告や、日本郵便、イトーヨーカドーのスローガンなどを手がけた。TCC賞、FCC賞のほか、宣伝会議賞の審査員も務める。

福岡大は、9の学部と大学院の10の研究科を置く私立の総合大学で、学生数2万人は九州最大。

「地元ではメジャーな大学で、活躍している卒業生も多くいるものの、全国での知名度は低くもったいないと感じていた」と門田氏。「情報発信は本業がフルに生かせる。情報収集は現役学生による広報サポーターとコミュニケーションを取りながら、新しい福岡大学のブランドをつくるきっかけにしたい」と抱負を述べた。

福岡大広報課では近年、活動に数値目標を設けることから始め、「信頼を得るための広報活動の強化」に向けて取り組んでいる。


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