広告・Web業界をめざす学生向けの就職応援サービス「マスナビ」を運営するマスメディアンは26日、業界に特化した合同企業説明会を開催した。1200人を超える学生が来場し、各社代表や人事の話に熱心に耳を傾けた。
参加企業は電通、博報堂、大広などの大手広告会社と、PR会社、Web制作会社、デジタルマーケティング企業など、各分野で業界をけん引する企業が揃った。各社は「ビジネス領域の拡大・多様化」(電通)、「生活者発想」(博報堂)、「顧客をつくるダイレクトマーケティング」(大広)、「話題化させるPR」(電通パブリックリレーションズ)、「デジタル上での体験の追求」(博報堂アイ・スタジオ)、「2020年のIoT」(トランスコスモス)、「マーケティングの未来をつくる」(トライバルメディアハウス)、「コミュニケーションコンシェルジュ」(サーカス)、「トヨタグループの利点」(デルフィス)など独自の強みや特色を動画や画像を駆使してアピールした。質疑応答では、学生から講演者に鋭い質問が相次ぎ、白熱した場となった。
2016年に大学を卒業する学生から、採用情報の解禁が従来より3カ月後倒しになった。そのため、1日で複数社の比較ができる業界特化ならではのスタイルに、「一度に同じ業界の説明を聞くことができるのは効率的で嬉しい」と感じた学生が多いようだ。同日に実施したアンケートでは、「広告業界の中で業種の比較ができたのは勉強になった」「事例紹介が多かったので、仕事内容がわかりやすかった」「他のイベントでは話を聞くことができない企業が多かったので良かった」という意見が多くみられた。
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