CCCマーケティングとカルチュア・コンビニ・クラブ(CCC)は24日、東京大学大学院経済学研究科 渡辺努研究室との共同プロジェクトとして、Tポイントのデータを活用した新たな物価指数「T-POINT Price Index(TPI=Tポイント物価指数)」の開発に取り組み、その成果を発表した。
同社はCCCグループのデータベース・マーケティング事業を手掛けており、今回発表された「TPI」は5304万人が利用するTカードの購買データから得られる購買金額を、集約・集計・分析することで導き出したもの。
内閣府・国民経済計算によると、2014年4月から2015年にかけてのT カードの消費額は日本全体の約2%にあたる関与売上5兆円超となる。今回発表した「TPI」は、Tポイント提携先のスーパーマーケット、ドラッグストアで扱う商品5万点、品目約160点をベースとしている。
Tポイント提携先各社から集められた購買データに、東大方式のウェイトを算出・適用した前年同月比を物価指数として作成した。さらに性別・年代別(20~39歳、40~59歳、60~79歳)といった属性ごとの物価指数も発表された。
今後もTPI提携先の対象範囲を拡大し、更新頻度や集計日時などの細密化を図っていく構えだ。次回発表は6月末を予定している。