体の一部を、OFFにしよう。

【前回のコラム】「1つのスポーツで、複数課題を解決する。」はこちら

のっけから失礼します。
眠いです。
今仕事終わりの月曜日朝3時9分。
何粒フリスクを食べても眠いです。
試しに5粒同時に噛み砕いてみましたが
少し体調が悪くなっただけでした。
さっき一瞬寝落ちして起きたら画面上に
「っっz」と表示されていました。
きっと何かの拍子に奇跡的に”zzz”と打ったのですが、
残念ながら「かな入力」になっていた為
このように表示されてしまったのでしょう。
惜しいです。悔しいです。
ちなみにこの原稿を一文書いては
すぐにスマホをいじってしまう自分がいます。
完全にスマホ依存症です。
集中して書き上げてさっさと寝ればいいのに、
暴力的な情報社会の前では僕は無力です。

僕らが一日にスマホを見る回数は
一説によると150回とか言われています。
7分に1回は見ている計算です。
自分が小学生ならば親から
「いつまでもスマホ見てないで勉強しなさい!」
と拳骨をくらいながらスマホを戸棚にかくしてもらえますが、
残念ながら僕は大人です。
スマホを制御してくれる存在がいません。
恐ろしい事態です。

スマホだけではありません。
タブレット、ノートPC、ゲーム機器など。
僕らは色んなデバイスと共生しています。
様々な電源がONになっています。
複数の心理状態もONになっています。
様々なモードを相手によって使い分けながら生きています。
僕はこの状態を”OVER ON”状態と勝手に呼んでいます。
不自然にONすぎる状態。
するとどうなるか。
コミュニケーションが雑になる。コミュニケーション総量が減る。
結果として、ビジネスチーム間ですれ違いが生じる。
家族の会話時間が減る。離婚件数が増える。子供虐待数が増える…。
これら社会問題とOVER ONとの
直接的な因果関係は深く調べていないので
無責任なことは言えないですが、
いずれにせよOVER ON状態は
現代人に負の効果ももたらしているのは間違いないでしょう。
どうすればよいでしょうか。
「スマホを捨てよ町へ出よう」精神で生きる他ないでしょうか。
でもそんなことは無理だし…。
悶々と考えていた矢先、大切な出会いがありました。

次ページ 「目をOFFにする時間。」へ続く

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澤田 智洋(電通 コピーライター/プロデューサー)
澤田 智洋(電通 コピーライター/プロデューサー)

2004年電通入社。映画『ダークナイト・ライジングの』「伝説が、壮絶に、終わる。」等のコピーを手掛けながら、多岐に渡るビジネスをプロデュースしている。世界ゆるスポーツ協会代表。日本バブルサッカー協会理事長。スポリューションメンバー。義足女性のファッションショー「切断ヴィーナスショー」プロデューサー。視覚障がい者用のロボットを開発する「MAGIC STICK PROJECT」プロデューサー。日本ブラインドサッカー協会のコミュケーションプランナー。R25でマンガ「キメゾー」連載中。口説き文句研究家。著書「ダメ社員でもいいじゃない。」

澤田 智洋(電通 コピーライター/プロデューサー)

2004年電通入社。映画『ダークナイト・ライジングの』「伝説が、壮絶に、終わる。」等のコピーを手掛けながら、多岐に渡るビジネスをプロデュースしている。世界ゆるスポーツ協会代表。日本バブルサッカー協会理事長。スポリューションメンバー。義足女性のファッションショー「切断ヴィーナスショー」プロデューサー。視覚障がい者用のロボットを開発する「MAGIC STICK PROJECT」プロデューサー。日本ブラインドサッカー協会のコミュケーションプランナー。R25でマンガ「キメゾー」連載中。口説き文句研究家。著書「ダメ社員でもいいじゃない。」

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