KDDIと小田急エージェンシーは共同で、路線バス車内のデジタルサイネージに広告やニュースなどのコンテンツを即時配信する事業に乗り出す。来年1月末まで小田急バスの東京・吉祥寺営業所エリア3台で実験し、採算性や顧客満足度を調べる。2016年度中の商用化を目指す。
KDDIの高速通信網「LTE」でデジタルサイネージをインターネットにつなぎ、時間やバスの位置情報に応じて表示内容を変える。最寄り鉄道駅の運行情報や気象情報、ニュースのほか、地震や台風などの災害情報もリアルタイムに配信する。
小田急以外のバス事業者を加えたり、電車内のデジタルサイネージと連携させるなど、広域ネットワーク化も視野に入れる。従来のサイネージでは、基地局を設置したバス営業所で定期的に情報更新し、バス広告も営業所単位で販売している。