今夏のリオ五輪閉会式で開催されるフラッグハンドオーバーセレモニー(次回大会開催都市へのオリンピック旗・パラリンピック旗の引き継ぎ式)の「検討メンバー」が発表され、シンガタのクリエイティブディレクター佐々木宏氏、電通のクリエイティブテクノロジスト菅野薫氏らが選ばれたことがわかった。
「検討メンバー」は東京都と組織委員会に対し、フラッグハンドオーバーセレモニーでの演出内容に対する助言および協力を行う。メンバーは下記の8名(敬称略)で、プランニング担当とアドバイス担当に分かれる。
プランニング担当
- 佐々木 宏(クリエイティブディレクター)
- 椎名林檎(音楽家/演出家)
- 菅野 薫(クリエイティブテクノロジスト)
- MIKIKO (演出振付家)
アドバイス担当
- 宮田亮平(東京藝術大学学長/文化・教育委員会委員長)
- 竹内 誠(東京都江戸東京博物館館長)
- 小谷実可子(オリンピアン/東京2020オリンピック・パラリンピック招致アンバサダー)
- 田口 亜希(パラリンピアン/一般社団法人日本パラリンピアンズ協会理事)
リオ五輪でのPR内容は、これまで文化教育委員会、アスリート委員会などで検討が行われ、若者や子どもたちが参加できる参画型コンテンツにする、東日本大震災の復興支援への感謝を世界に表す、東京2020大会ビジョン(全員が自己ベスト/多様性と調和/未来への継承)を体現する、などがポイントとして示されている。
前回2012年のロンドン五輪では、サンバ隊やブラジルの歌手、ラッパーが登場、音楽やダンスによる演出がなされ、招致活動に尽力したサッカー元ブラジル代表のペレ氏も登場するなど話題を呼んだ。リオ五輪でも、東京・日本の魅力を伝え、4年後への期待を高める新しい演出が望まれる。
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