企業の動画活用がますます注目を集める中、オンライン動画コンテストBOVAが今年も開催され、367点の応募作の中から、グランプリをはじめとする22点の受賞作品が決定した。
企業が出題した課題に対し動画を制作する「一般公募部門」のグランプリは、レキットベンキーザー・ジャパン 「ミューズ」の課題に応募された「デンジャラス・タッチ」。
ある朝起きると、主人公の手に不思議な力が…? パジャマに触るとパジャマが消え、家が消え、髪も消え、通りすがりの女子高生の服も消してしまって大ピンチに!?「今すぐ手を洗いたくなる動画」という課題に応え、「手洗い」というありきたりな行為の大切さに注目してもらうため、“さわる”をテーマに、あえて突飛な設定のストーリーを描いた作品だ。企画は電通の茂庭竜太さん。
準グランプリは、いずれもパイロット「アクロボール」の課題への応募作が受賞した。“書けなくなった小説家”を主人公にしたコミカルなストーリー「遺書」(電通関西支社 廣瀬泰三さん)、ミニマルな美しさの映像でなめらかな書き心地を表現した「Beauty of line」(フラッグ 野村律子さん)の2点だ。
また、既に発表された企業や自治体の動画を応募する「広告主部門」では、宮崎県小林市の移住促進PRムービー「ンダモシタン小林」がグランプリを、資生堂の「High School Girl?メーク女子高生のヒミツ」が準グランプリを受賞した。
その他の受賞作品は以下の通り。
一般公募部門
・審査員特別賞
ローランド「Beat your heart.」
右田朋広(博報堂プロダクツ)
・協賛企業賞
・ユーザーエンゲージメント賞
・学生賞
広告主部門
・審査員特別賞
審査員からは「今年は一般公募部門、広告主部門共に応募作の質が大幅に上がった」とコメントがあった。全ての入賞作品は、BOVAのサイトで視聴することができる。
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