NTTドコモは29日、テレビ視聴者がスマートフォン(多機能携帯電話)を通じて、放送された商品などの詳細情報を取得できるシステムの実証実験を始めた。日本テレビ放送網の番組やテレビCMが対象。1都6県の20歳代~60歳代の男女300人に専用アプリケーションを配布、2011年1月31日までの期間で検証し、商用化を目指す。
放送中に専用アプリ内のボタンを押すと、紹介された商品などの詳しい情報を放送中~放送後に取得・閲覧できる。アプリに表示される番組関連の二次情報(メタデータ)は日本テレビが用意する。情報内容は、商品名や店舗名、それらの公式Webサイトから、グルメや観光情報、出演者の衣装などもカバーする予定。
参加者があらかじめ登録したキーワードや出演者名、番組ジャンルに沿って、関連する番組の放送予定を知らせる機能も搭載した。ツイッターに視聴の感想などを投稿し、参加者間で共有することもできる。
NTTドコモは実験を通じ、視聴者が求めるメタデータや、サービスに対するニーズを探りたい考え。