宣伝会議賞のコラムですが、せっかくなので。

篠原誠
クリエーティブディレクター・CMプランナー・コピーライター

三重生まれ双子座。CMから店頭やデジタルなどを含めたキャンペーン構築まで。au三太郎、家庭教師のトライ、富士フイルム「写プライズ」、UQ、パイロット、エステー、湖池屋、ジャンボ宝くじ、ホットペッパービューティー、リクナビ、キリンのどごしAL、SOYJOY、DARSなど。TCCグランプリ、ACCグランプリ、クリエイターオブザイヤー2015。

 

宣伝会議賞のリレーコラム…
アドバイス…
叱咤激励…

そんなテーマは、僕には少し無理があります。
なぜなら、僕、宣伝会議賞をとってないので。
いや、とれてないので、どんなことを書いても説得力がないですよね。
あと、僕より前の人のリレーコラムを読んで思ったのは、
結構すでにメソッドはあったりして、中尾さんのコラムなんて、
僕が若い頃にぜひ読んでおきたかったくらい、具体的な対策で、
ぜひ具体的な対策なら、中尾さんのコラムを読むことをおすすめします。

「じゃあ、あなたは何書くの?」といま、自問自答しておりますね。
ちょっと考えます。ただ、今日は原稿の締め切りで、
昔からそうで追い込まれてからが強いタイプなので、
こうやって指を動かしているうちに、とても役に立つ何かを
思いつくような気がしているのですが、よりによって、
今日は、胆石が痛みを発しておりまして。
あ、僕、胆石持ちなんですね。尿管結石じゃなくて、胆石。
胆のうに石ができて、脂っこい物を食べ過ぎるとすごい痛みが
襲いかかるんですね。みぞおちの右横ぐらいに。
もう、何時間も苦しいんですね。
冷や汗がでて、のたうち回るくらい痛い。薬も効かない、
そんな状態で、書いていて、何も浮かばない。ちょっと待ってください。

関係ない話なのですが、宣伝会議賞、結構僕は見ています。
何を見ているかというと、1次通過者とかの名前とか、
賞をとったコピーや人だけでなく、通過者の名前をよく見ています。
そうするといろんな課題で、複数通過している人とか、
名前おぼえちゃうんですね。「この○○さんは、すごいなぁ」とか
「この△△くんは、ほとんどの部門で通過してるじゃないの!」とか、
もうその名前は、僕にとってちょっとしたスターに見えてくるんですね。
いろんな課題に出しているということもそうですが、
その中で、残るというのはやはりすごいことで、
それは、もしかしたら、最終的に一つも賞をとらなかったとしても、
僕はすごいなぁ、と思うんですね。で、その名前は、いつまでも覚えていて、
最近、TCC新人賞とかで会う人に、その名前を発見したり、
社内に発見したりして、そうするとすごい実力者に見える。
つまりは、結構な広告になると思いますよ。という話ですね。
賞をとらなかったとしても名前が載る。ということを考えると、
せっかくの機会なので、たくさん出した方がいいし、
ギリギリまで考えて出した方が、トクかな。と純粋に思います。
どうやったらとれるかは、全くわからないですが、
とにかく、見ている人がいっぱいいる。ということをお伝えして、
この場を終りたいと思います。

「えっ?」
ですよね。わかります。もし自分がこのコラム読んだら、そう思いますもん。
じゃあですね。僕がたまにやる亜流の方法を教えますね。
一つはですね。課題をずらす。つまりですね。課題が飲み物だとしたら、
飲み物だと思わず、たとえば、服だと思って、コピーを書いてみる。
課題が保険のサービスだとしたら、遊園地だと思って、書いてみる。
そうすると、自分の頭の中のボキャブラリーの枠が取り払われますよ。
あと、CMとかラジオの企画だったら、先に題名を決める。
「歌がヘタなお父さん」篇とか「保健室の少年」篇とか
「ウソつきなカバ」篇とか「仲のいい犬と猿」篇とか
「一人エレベーター」篇とか「長い階段」篇とか。
まあ何でもいいんですが、題名を先に決めると深堀できるし、
理屈では思いつかない企画が生まれたり、生まれなかったり。

すみません。
まったくためになることが書けませんでした。
胆石の痛みもおさまりませんね。まいったなぁ。
でも、応募された企画やコピーは、精一杯じっくりしっかり見ますので、
ぜひ、全力の応募をお待ちしております。
「このへんでいいかな」と思ってから、さらにまっさらな気分で、
追加で書いて、ひとつでも多く応募してください。
あのとき、追加してよかった。ってこと、ありますので。


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日本最大規模の公募広告賞「第54回宣伝会議賞」は、11月11日13:00まで作品応募を受付中です。課題は好評発売中の「宣伝会議」10月号誌面をご覧ください。また、応募は公式サイトで受け付けています。

「第54回宣伝会議賞」審査員
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