クラウドファンディングで「宇宙の魅力を伝えるプロジェクト」を実施(ゲスト:黒田有彩さん)【後編】

【前回コラム】「宇宙飛行士を本気で目指すタレント、「宇宙の魅力を伝える」をミッションに活動中(ゲスト:黒田有彩さん)【前編】」はこちら

先週に引き続き、宇宙飛行士を目指すタレント、黒田有彩さんがゲスト。「宇宙の魅力を伝えるプロジェクト」をクラウドファンディングで実施したというが、それは一体どんなものなのか?

今回の登場人物紹介

左から、中村洋基(すぐおわレギュラーゲスト)、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)、黒田有彩、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)。

※本記事は11月19日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

宇宙の魅力を発信するプロジェクトを実施

中村:黒田さんは「宇宙に行ったら、これがやりたい」というのはあるんですか?

黒田:やっぱり月に行きたいですね。ISSはもちろん行きたいんですが。

中村:月のほうが断然遠いですよね。ISSは比較的近いわけじゃないですか。

黒田:そうですね。地球をリンゴとすると、ISSはリンゴの皮ぐらいのところを飛んでいるので。

権八:あ、そんなもんなんだ。

黒田:それぐらい近いんですが、月は38万÷1.2万なので・・・リンゴ30個分ぐらい離れてるので、とても遠いんですよ。

澤本:ラジオで「月に行きたい、宇宙に行きたい。一般の人でも募集がある」と言っちゃうと、ライバルが増えちゃうよね。それはいいんですか?

黒田:もちろん増えるかもしれませんが、その分、宇宙に興味がある人が増えれば、宇宙開発が活発になったり予算が増えたりする、そのきっかけになれるかもしれません。活性化させたいという気持ちで、宇宙の魅力を伝えたいと思っていて。

澤本:それによって宇宙に関心が向けばいいと。

黒田:そうなんです。今は、宇宙のことを様々な方に知って頂くきっかけの一つとして、宇宙を題材にした楽曲をリリースするクラウドファンディングもMakuakeさんでやっています(注:昨年12月26日まで実施)。

中村:これを収録している時点では52万4千円集まっていて。目標は150万。というところなので、今は3分の1ぐらいですね(注:その後目標金額の114%を達成)。

黒田:そうなんです。音楽という身近なもので宇宙のことを伝えたらどうなるか、チャレンジしてみようと。そこで音楽と宇宙ってどういう関わりがあるんだろう?というのを考えてみました。今まで人類は宇宙というか、未知のものを知るため、伝えるためにやってきたことが3つあると思っていて。

権八:3つですか?

黒田:まず天文学。私たち人類がどこにいるのかを教えてくれる学問なんですよ。アンドロメダ銀河の中の太陽系の中の第三惑星の地球という場所にいます、ということを天文学は教えてくれたんです。2番目が数学。数学は言語なんですね。今も昔も、どこの地域でも、どの宇宙でも1+1=2という再現性のある、普遍的な言語なんです。それを使って、天文学は発達したと。3つめが音楽なんですよ。

権八:えっ、そうでしたっけ?

黒田:(笑)。人類がはじまる前から「音」ってありましたよね。今、数多いる生物の中で音を楽しんでいる生き物は人類だけだと。 

権八:そうでしたっけ?

一同:(笑)

黒田:宇宙はものすごく広いですけど、音楽を楽しむことができるのは宇宙の中でもとても限られたエリアでしかないんですよ。

澤本:どうして? 空気がってこと?

黒田:そうですね。音は空気や水などの媒質があるから伝わってくるものですよね。それでさらに音を楽しんでいるような種がいたとしたら、それは人類のような知的生命体であるだろうなと。音楽をやっているということが知的生命体の証であるという風に結論づけまして。

権八:え、誰がですか?

次ページ 「『アンタレス』という曲に込めた思い」へ続く

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