販促コンペ・企業のオリエン紹介「大きなサイズのおしゃれ服ブランド『Plump(プランプ)』を買いたくなる方法」

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第9回販促コンペ・協賛企業オリエン抜粋篇

締め切り超直前、駆け込みピックアップしたのは、ディノス・セシール「Plump」のアイデアを求めるオリエンテーション。「Plump」は、いわゆる“ぽっちゃりさん”のための、大きめサイズブランド。

最近では専門誌なども登場し、市場化の兆しが見えますが、どうすれば購入者をさらに増やすことができるでしょうか。質疑応答と合わせてどうぞ。(第9回販促コンペの特設サイトはこちら

[トピックス一覧]

  • ・「Plump(プランプ)」の紹介とターゲット
  • ・質疑応答

「Plump(プランプ)」の紹介とターゲット

「ファッションに興味のあるぽっちゃりさんが『Plump(プランプ)』を買いたくなる方法」ということで、「第9回販促コンペ」に課題を出しています。

「Plump」は、カタログとeコマースで販売しています。カタログ読者には、「自分に合った服があれば何枚でも買いたい」といった傾向があります。また、1年間でお客さまが購入される単価は他媒体の1.3倍~1.5倍という特徴も見られます。一度お客さまとなっていただき、「自分に合う服が載っている」と思ってもらえると、そこから先も継続してお買い上げいただいています。

「Plump」のコンセプトは、「ふっくらサイズの女性に対して、着心地の良い女性らしいファッションを提案すること」。「ファッションを楽しみたくても自分に合う服がない」という悩みを持つ方がメインターゲットです。年齢としては35歳~45歳。そうした方々に対し、カタログは年に7回発行していて、それぞれのシーズンに合わせた主にカジュアルなファッションを提案しています。

少し前まで「Plump」は、大きなサイズの方に積極的にアプローチするというより、どちらかと言えば「待ち」のスタンスのカタログでした。しかし、『ラ・ファーファ』(ぶんか社)という雑誌ができるなど、市場ができたというふうにとらえ、よりプッシュで打ち出すようになりました。

現状の我々の課題としては、ここ3年くらいお客さまの年齢が上がっていることです。先ほど35歳~45歳がコアなターゲットだと言いましたが、現在の購入者の構成比で見ると、45歳~49歳が最も多いです。

今回の機会では、いま一度、「Plump」のコンセプトをきちんと理解してもらい、コアターゲットのお客さまの獲得をお手伝いいただければと考えています。

なるべく質疑応答の時間を多くとろうと思っていましたので、ここからは質疑応答にしたいと思います。

質疑応答

――紙のカタログとWebだとどちらのほうを重点的に考えるべきですか。
受注の形態としては、電話、郵便、FAX、Webがあります。比率としてはWebとその他で55%です。最終的なゴールとしてはWeb(サイト)への誘導を考えていますが、そこを限ってしまうと企画も限られてしまうと思うので、そこは限定をしないように考えていただければと思います。

――これまでのプロモーションでヒットした施策や逆に失敗した施策は?
店頭無料設置として、カタログが店頭で無料で置かれているのを見る機会があると思います。その施策は実際にお客さまの獲得につながっています。Webだと単純なリスティング広告などが固い施策になっています。

――最近オンラインで買うケースが増えているなか、返品はどのくらいですか。
具体的な数値は言えないのですが、大きめのサイズを求められる方のなかにも色々なサイズの方がいらっしゃいます。大きめサイズの、と銘打って独立展開していても、返品率はレディース・セシールよりも高い状況です。

――ターゲットのぽっちゃりという体型に対してですが、ぽっちゃりというのはポジティブマインドなのか、それとも本当は痩せたいというネガティブなものなのか。
基本はポジティブです。

――リスティング広告が成果を挙げられるということだったが、リスティングで効果の高いキーワードは何ですか。
基本は「大きいサイズ」というのを頭につけた「ワンピース」「チュニック」などのファッションワードを入れるものが多いです。

――カタログは1年で7回発行されているといことですが、タイミングを教えてください。
1月の初旬、2月中旬、4月1日、5月10日、8月お盆前後、10月1日、11月という7回です。大きめサイズのファッションはこれまで早めに買われる傾向が強かったのですが、ジャストシーズンで服を買うという、普通のお客さまと同様の買い方をするようになっています。

――モデルさんは細身の方が多いようですが、これはどういった意図があるのでしょうか。
お客さまからも「実物大のぽっちゃりさんを載せてほしい」というご意見をいただくのですが、実際にぽっちゃりさんをモデルとして起用して売れるかというとそうでもないんです。ただ、正解が見つかっているわけではありませんから、検証は続けないといけません。カタログではそこに至っていない、というのは課題です。

※Webコンテンツとして、リアルサイズモデルでのスタイリングページは展開しております。

基本的には制約をあまり考えずに、皆さまからの斬新なアイデアをいただければと思っています。よろしくお願いいたします。

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