アラサーOLが支持 明確なコアターゲットに強み
トレンドの移り変わりが激しい女性の美容・ファッション。かつては雑誌広告やテレビCMが流行を牽引していたが、昨今はスマートフォンで視聴できる女性向け動画メディアが勃興しつつある。
動画メディアはテキスト形式のメディアと異なり、目的を持ってサイトを訪れるユーザーが多い傾向にある。そのため購買行動につながりやすく、広告として高い価値があると言える。
とはいえ、ターゲットに刺さる動画を制作し、視聴者からの信頼を得なければ、エンゲージメントと視聴完了率の向上にはつながらない。数々の女性向け動画メディアが主要プレイヤーを目指して試行錯誤を繰り返している。
そんな中、ターゲットとなる世代のユーザー特性を追求し、注目を集めている動画サービスがある。アラサーOL層を対象に「動画で可愛くなれる」に特化したハウトゥー動画を配信するバーティカル(専門)メディア、「HowTwo」だ。
10代から20代前半の女性はまだ購買力が高くなく、一方で30代後半を過ぎるとスマートフォンで動画を見て商品購入するという消費行動に抵抗がある。
その事実を踏まえ、「HowTwo」は大都市圏で働く26〜34歳の女性をコアターゲットに据え、ユーザー属性を検証し、他社との差別化を図った。運営しているのは、動画コンテンツ拡散のノウハウを有する分散型メディア運営会社のHowTwoだ。
広告事業部長を務める植木則博氏は、自社サービスの強みを「月間100本以上の動画を制作・配信して培った、クリエイティブ力と拡散力にある」と語る。
「女性向けメディア『4MEEE』、『4yuuu!』を運営するロケットベンチャーが関連会社であり、芸能事務所とのリレーションも強く、女性に人気の高いタレントや有名モデルなどインフルエンサーとのネットワークがある。
そのため話題性のある人物を起用した動画コンテンツ、広告プロモーションの展開が可能。どんな動画コンテンツがターゲットに響くのか、どんなインフルエンサーと相性が良いのか、常に効果検証しクリエイティブの精度を高めている」と植木氏。
情報量の多さが魅力の「動画」広告と、インフルエンサーマーケティング。企業が注目する2つの手法を兼ね備えたメディアであることで最近、企業から広告の問い合わせが着実に増えているという。
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