書籍『その企画、もっと面白くできますよ。』に込めた“熱い思い”

はじめまして、電通CDCの中尾孝年と申します。今日から3回にわたって、7月1日に出版した僕の本に関してコラムを書かせていただきます。

と言ってもこの本、ホンマに僕の全精力を注ぎ込んで書いたから今さら改めて言いたいことって、ぶっちゃけ無いんですよね〜。

全ては本をごらんください!って感じで。マジで本を書くのが大変過ぎて何日も熱出して寝込みましたから。そんな僕の高熱も伝わってくるほどに、熱い内容になっているわけです(笑)。

な〜んてことを書いても、まだ読んでいないみなさんには何も伝わらないからやばい、やばい。じゃあ気を取り直して、まず今日は僕がこの本に込めた思いを書くことにしますね。

世の中には「クリエイター」と名のつく色んな人がいますよね?

映画監督や画家、クラシックの演奏家、ダンサー、カメラマンなど。実はそんなたくさんいるクリエイターと言われる職業の中で、「広告クリエイター」は最も蔑まれていると思うんです。

ん〜蔑まれていると言うよりは、その価値がちゃんと認められてなかったり、伝わっていなかったりという感じかな。

でね、僕は自信を持ってこう思っています。

「僕ら広告クリエイターの課題解決力は他のどんな人たちにも負けない」

はい、史上最強の解決力を持ったクリエイター、それが広告クリエイターなんです!なのに、多くの広告クリエイターは広告だけの枠に収まって、しかもその狭い世界の中でお互いに褒めあったりしている。めちゃめちゃ内弁慶な感じ。

この本には、「そんなことしてないで、俺たちの力をもっと大きな外の世界で示そうぜ!!」って僕の叫びが、込められています。

だから広告に携わる方だけでなく、さまざまな業界の方にも使っていただける本として、(凄く大変だったけど)色んな工夫をして執筆しました。

AKB48を起用した江崎グリコ「アイスの実」の「江口愛実」キャンペーンや、サノヤス・ヒシノ明昌/企業CM「造船番長シリーズ」など、僕が手掛けた事例をみなさんのビジネスに落とし込んで考えてもらえるように、秘策図やクイズを盛り込みました。

サノヤス・ヒシノ明昌/企業CM「造船番長シリーズ」

とにかく「僕ら広告クリエイターのソリューションのノウハウを、ビジネスの世界でも生かして欲しい!」という思いがぎっしり詰まっています。

そして、僕が最も得意とするのが「面白い」というキーワードを使ってソリューションすることだから、今回の本は「その企画、もっと面白くできますよ。」という本になりました。

クリエイティブの指南書でありながら、「面白い」をテーマにした日本初のビジネス書でもあるこの本。著者である僕に似てかなり変てこなやつですが、ご興味のある方は、ぜひ一度手にとって読んでみてください。

これまた著者とよく似て意外と付き合ってみると評判良いはずですよ(笑)

やばい、他の著者の人ってもっと真面目でためになるコラム書いてはるのに、どないしょ…。

中尾孝年(なかお・たかとし)
電通 クリエイティブディレクター

1970年生まれ。京都府出身。広告史に残る話題作、AKB48江口愛実を考案。メディアをまたいだ立体的なコミュニケーションデザインを構築し、新しく斬新な仕組みの広告を発信して、広告業界以外からも注目を集めている。(主な仕事) 江崎グリコ/アイスの実「江口愛実」、POCKY「デビルニノ」「CM二宮」「YMO」、サノヤス・ヒシノ明昌/企業CM「造船番長シリーズ」、アストラゼネカ塩野義製薬/コレステロール値啓発「貼り紙篇」「マルチエンディング篇」など。

『その企画、もっと面白くできますよ。』
出版記念セミナー開催

日時:2017年09月09日(土)19:00開始 20:30終了
場所:宣伝会議中部本部セミナールーム
   (愛知県名古屋市東区東桜1-13-3 NHK名古屋放送センタービル6階)
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