【コピージアム】AKB48チーム8と学ぶ「たとえば」と「つまり」でコピーは書ける!

「宣伝会議コピーライター養成講座」の開校60周年記念イベント「コピージアム2017」が8月28日から9月3日まで、東京・六本木の東京ミッドタウンで開催された。期間中に行われたトークセッションの模様をレポートする。

8月30日には、AKB48チーム8のメンバー(谷川聖さん、岡部麟さん、歌田初夏さん)が登壇。宣伝会議賞中高生部門審査員を務めるコピーライター・阿部広太郎さん(電通)によるコピーの講義を受け、その場で課題に挑戦した。果たして、初心者のチーム8メンバーでもコピーは書けたのだろうか?

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言葉に「→」を加えて人・社会・未来に新たな行動をつくる

「今日の目標は、お三方をコピーライターにすることです」という阿部さんの宣言で、講義は始まった。阿部さんは、最初に「世界で最も偉大な発明をした人はどんな人だと思う?」と3人に問いかける。

「言葉を作った人?」(歌田さん)。

AKB48チーム8の(左から)岡部麟さん、歌田初夏さん、谷川聖さん

「すごい、ほぼ正解です! 作家の開高健さんは『ライオン』という言葉を発明した人、と言っています。ただの恐怖の塊だった存在が、『ライオン』という言葉を名付けたことで、闘ったり逃げたり観察したりできる存在に変わったんです」(阿部さん)。

コピーライターの阿部広太郎さん(電通)

言葉によって概念が生まれ、その結果として行動が変わる。(「恐怖の塊という言葉にもならないもの」→「あれはライオンなんだ!」→「闘える」)つまりコピーとは、言葉に『→』(ヤジルシ)という企てを加えて、人や社会や未来に新たな行動をつくる仕事だと阿部さんは解説した。

「『→』を考えながら言葉を企画すると、自分や周りの行動が変わっていく」と阿部さん。岡部さんは「そう考えると、私たちの生活にも関係がある」と頷いた。

次ページ 「「“I love you”をどう訳す?」会場が唸った回答とは?」へ続く

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コピーライター養成講座60周年プロジェクト
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