消費意欲旺盛な34歳以下の若年層が中心
Spotifyのユーザー情報によると、ユーザーの65%が34歳以下とのこと。若年層にアプローチしたいものの、効果的なメディアを見つけられていない企業は多い。そうした中で、Spotifyが有効なメディアであることが見えてくる。
調査時期/2017年6〜7月、調査手法/Web調査、調査対象:全国在住15〜69歳男女、サンプル数1418名(Spotify無料プランユーザー795人・非ユーザー623人)
「若年層に広告が届きにくいと言われる中、34歳以下のユーザーを多く抱えている点が大きな魅力です」と、ビデオリサーチ マーケティングソリューション部の松本歩氏はSpotifyの特徴について話す。
同社が実施した、Spotifyの無料プランユーザーと一般ユーザー(非ユーザー)のライフスタイルや消費動向を比較する「Spotifyユーザープロフィール調査」によると、日常と音楽が一体化されていることが大きな特徴として見られた。非ユーザーと比較すると「通勤・通学中」「勉強・仕事中」「家事・雑用中」で音楽を聴いている人が約30ポイントも高い。その他、「身支度中」「入浴中」「就寝前」も20ポイント前後、高くなっている。
[音楽聴取場面]
Spotify ビジネスマーケティングマネージャーの小林哲男氏は、「ランニングなどの運動中やリラックスしている入浴中にも、音楽に接していることが見えてきました。バナーや動画広告など、ビジュアルを中心にした施策では接触できない瞬間にアプローチできることもメリットです」と話す。
さらに、消費傾向について分析していくと、自由に使えるお金が多く、プライベートが充実していることが見えてきた。松本氏は、次のように分析する。
[普段よくすること]
[1ヶ月あたりの消費金額]
「プライベートも充実させたい、アクティブな人たちが多いです。ファーストフードやカフェ、映画館に行ったり、ドライブをしたり、ジムにも行きますし、ライブやフェスなどの音楽系イベントにも積極的に出かけています。1カ月あたりの平均的なお小遣いが3万5000円と、同世代の非ユーザーよりも1万円以上も多く、消費意欲が旺盛なのです。デジタル機器やCD、DVD、スポーツ用品なども購入しています」(松本氏)。
また、ソーシャルメディアを多用していることも伺える。Facebook、Twitter、 Instagramを積極的に使い、特にInstagramは非ユーザーよりも50ポイント以上も高い。Spotifyの小林氏もFacebookよりもInstagramを活用していることに驚いたという。
「この調査から、インスタグラマー向けの企画を行うときに、Spotifyを併用すると情報の伝達度が高まることが分かります。例えば、運動中の聴取シーンのスコアが高く、1カ月あたりの消費金額に占めるスポーツ用品も高いため、インスタ映えするスポーツウェアやスニーカーを訴求すると、さらにターゲットに届くはずです」(小林)。
ビデオリサーチの松本氏は、今回の調査結果を踏まえてSpotifyユーザーの特徴について以下の8つにまとめている。
- 日常と音楽が一体化
- プライベートが充実
- エンターテインメント・スポーツ消費旺盛
- よく飲み、よく食べる
- ファッション高感度
- 自由に使えるお金が多い
- ソーシャルメディアを活用
- トレンドを追い、ハマり、拡散する
では、こうしたユーザーを抱えるSpotifyを、どのような企業がプロモーションに活用すると成果がでやすいのだろうか。
<お問い合わせ>
Spotify for Brands
https://spotifyforbrands.com/jp/
SpotifyForBrands-JP@spotify.com
調査データのダウンロードはこちら