世の中の変化を捉えるリーダー必読の1冊 『すべての企業はサービス業になる』発売

世の中の変化の構造を分かりやすく解説し、企業戦略を考えるうえで必要な視点をまとめた書籍『すべての企業はサービス業になる 今起きている変化に適応しブランドをアップデートする10の視点 』(室井淳司著)が宣伝会議より発売された。全国の有力書店のほか、オンラインブックストアで12月27日より順次販売される。
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本書は、室井氏がAdver Times(アドタイ)で連載したコラム「デザイン思考の事業創造 〜関係性をデザインする、これからのブランド戦略〜」を書籍化したもの。

●デザイン思考の事業創造 〜関係性をデザインする、これからのブランド戦略〜(室井淳司)

事業やマーケティングの中長期的な戦略を考えるには、これからの未来を予測する必要がある。しかし、巷に並ぶAI、シェアリング・エコノミー、IoTといったワードからは、自社の事業との結びつがピンとこない人も多いはず。テクノロジーの進化は人々を取り巻く環境や産業構造を大きく変えつつあり、未来を把握することが難しい時代になってきている。

本書では、すでに世の中で起きている変化に共通するコンテクスト(文脈)を見つけることで、変化の全体像を捉え、その流れの方向を発見し、これからの企業戦略、ブランド戦略、マーケティング戦略を考える上で持つべき「視点」をまとめていく。

メルカリやUberといった様々な企業をモデルケースにしながら、緩やかながら確実に起きている、「顧客の変化」「消費行動の変化」「産業構造の変化」や、目の前で急速に起きている「購買行動の変化」などを観察・解説する。最終的には、企業戦略に携わる方がこれから持つべきと感じる視点を10個にまとめているので、2019年に向かうべき道筋が明確になるはずだ。

◆『すべての企業がサービス業になる』 目次

はじめに
自分の価値観が通用しない
中国で抱いた危機感
変化を俯瞰する
これから持つべき10の視点

1章 ブランドに押し寄せる変革
メーカーからサービスブランドへ トヨタ e-Palette
移動・物流・都市の概念が拡張する
Amazon、Uber、ソフトバンクらとの協業で実現するトヨタの新構想
主導権は企業側からコミュニティ側へ
拡張するブランド戦略
ブランド戦略の進化は外的要因がもたらす

2章 避けられない三つの環境変化
変化の流れを読み解く
①ミレニアル世代の出現~価値観の変化
合理性<判断の基準>
包摂性<多様の容認>
接続性<幸せの形状>
②シェアリング・エコノミー~消費行動の変化
モノのシェア:メルカリ、ShareGrid
空間のシェア:Airbnb、スマートパーキング、ecbo cloak、monooQ
スキルのシェア:ココナラ、KitchHike
移動のシェア:Anyca、Uber
お金のシェア:CAMPFIRE
③IoT、ビッグデータ、 AI~オートメーション
時代への構造変化
IoT:データを収集するためのセンサー
ビッグデータ:これからの経営資産
AI(人工知能):パーソナライズを生み出すツール

3章 変化する購買行動
デジタル購買の不満を、リアル体験が解決する時代へ
シングル、マルチ、クロス、そしてオムニへ
実店舗とeコマース企業のショールームは何が違うのか
段階1:オムニチャネル化
Mitsui Shopping Park & mall、楽天ビック
段階2:リアル店舗のデジタル体験化
DIFFERENCE、JapanTaxi
段階3:デジタル購買のリアル体験化
BONOBOS、Warby Parker、ZOZOSUIT
段階4:リアルとデジタルの統合体験型
盒馬鮮生

4章 ブランドをアップデートする 10の視点
マクロの視点を持ちブランドをリデザインする
視点1:目的は「購買から推奨」へ
視点2:信用は「認知から評価」へ
視点3:消費行動は「所有から利用」へ
視点4:関係性は「支配から接続」へ
視点5:サービスは「マスからパーソナル」へ
視点6:購買体験は「O2OからO2E」へ
視点7:ビジネスモデルは「発明から編集」へ
視点8:経営課題は「リブランディングからリビルディング」へ
視点9:ビジョンは「現実から理想」へ
視点10:ブランドは「企業から人」へ

◆著者

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室井淳司

1975年広島県出身。カープファン。建築士だった祖父二人の影響から5歳で建築家を志す。東京理科大学建築学生時代は意匠設計に没頭するもアトリエへの規定進路に反発し2000年博報堂入社。広告会社で空間デザインに特化したキャリアをスタートする。空間の仕事は社内で注目されることなく、約10年の傍流デザイナーを経て2012年博報堂史上初めて広告制作職以外からクリエイティブ・ディレクターに当時現職最年少で就任した。翌年、経営のパートナーになる環境を求めて独立しArchicept cityを設立。独立後は感性力と洞察力と実装力を武器にクリエイティブ・ディレクターとして経営に並走している。著書に「体験デザインブランディング」宣伝会議。主な受賞にレッド・ドット・デザイン賞ベストオブベスト、アドフェストグランプリ、カンヌライオンズ等。


<コラムが書籍になりました>
すべての企業はサービス業になる 今起きている変化に適応しブランドをアップデートする10の視点』室井淳司 著(好評発売中)
 

オートメーション化、シェアリング・エコノミー、O2O・・・要は何が起きているのか? 大きな変化を俯瞰し、判断の基準を持つことで戦略を正しい方向へと進めていきたいリーダーのための必読書です。

 

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