本命vs義理!?ゴディバとブラックサンダーの意外なバレンタイン共同戦線

有楽製菓のオフィスにゴディバブースが登場

毎年熾烈なバレンタイン商戦が繰り広げられる2月。今年、“本命”チョコ代表を自負するゴディバと、“義理”チョコ代表を宣言するブラックサンダー(有楽製菓)の間で、奇妙な“友情”とも言えるコラボレーションが実現した。

2月8日、東京 小平市にある有楽製菓のオフィスに登場したのは、ゴディバのサンプリングブース。今年の同社のバレンタイン商品がディスプレイされ、有楽製菓の社員が自由にゴディバのチョコを食べられるようになっている。

サンプリングブースには、ゴディバから有楽製菓社員へのメッセージが。

「食べていいんですか?」とブースに駆け寄る有楽製菓社員たち。

このブースは、ゴディバから有楽製菓にバレンタインのスペシャルギフトとしてプレゼントされたもの。そのきっかけは、次のゴディバのツイートにあった。

今年1月末、ゴディバは公式Twitterアカウントから突然ブラックサンダーのアカウントに“挑発”とも取れるツイートを送った。それを受けて「!?!?」とうろたえるブラックサンダーアカウント。しかしちゃっかりアカウント名を「ブラックサンダーさん【ゴディバ公認義理チョコ】」に変えてリアクションした。

ゴディバと言えば、昨年のバレンタインに合わせて新聞広告「日本は、義理チョコをやめよう」を出稿したことでも話題になった。一方の有楽製菓は2013年から「義理チョコ文化を応援する」というスタンスを一貫して発信しており、昨年のゴディバの新聞広告に対しても「よそはよそ、うちはうち。」と改めて自社の考えを表明していた。

そんな2社が、今年コラボレーションすることになったのはなぜか。両社の担当者に聞いた。

次ページ 「「チョコ市場を一緒に盛り上げる仲間だと思っていた」」へ続く

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