東京メトロの引退車両がBOSSの自動販売機に!? 溜池山王駅で再就職

東京地下鉄(以下:東京メトロ)と、サントリー食品インターナショナルのサントリーコーヒー「BOSS」は、引退した地下鉄の車両「銀座線01系」を使用して制作した、世界にたった1台の自動販売機「THE VENDING TRAIN」を、2月22日(金)から、東京メトロ銀座線溜池山王駅に設置した。

それに伴い、車両が「THE VENDING TRAIN」として生まれ変わるまでの物語をドキュメントタッチで描いたスペシャル動画「働くって、いいもんだ。THE VENDING TRAIN」を、Webサイトや東京メトロの駅構内および車内ビジョンなどで公開している。

「銀座線01系」とは、1984年1月より営団01系電車として営業運転を開始し、2004年 4月の営団民営化に伴い、東京メトロに継承された銀座線用の車両だ。2017年3月に01系最後の30編成が銀座線で営業運転を終了した。

「THE VENDING TRAIN」は、“東京で働く人々”を支える東京メトロと、“働く人の相棒”サントリーコーヒー「BOSS」が、「働くって、いいもんだ。」というコンセプトのもと、働く人たちを応援するコラボ企画のひとつ。

東京メトロ銀座線溜池山王駅に設置されている、引退した地下鉄の車両「銀座線01系」を使用して制作された自動販売機「THE VENDING TRAIN」。

「THE VENDING TRAIN」の外観は「銀座線01系」の先頭車両をイメージしたインパクトのあるもので、商品購入時に点灯する、車両を模した疑似フロントライトが備え付けられている。

また、行き先としては珍しい「溜池山王」を表示する「行先表示器」や東京メトロのロゴ「M マーク」のプレート、実物をオマージュして今回の自販機用に数字をアレンジした「車両銘板」など、昭和、平成という2つの時代を走り続けた、味わいのある素材を随所に使用してつくられた。

さらに、元車両ならではの特別な仕掛けとして、東京メトロ現役車掌の声でさまざまなフレーズをしゃべる「ボイス機能」が搭載されている。

「THE VENDING TRAIN」に人が近づくと「今日も『THE VENDING TRAIN』をご利用いただきましてありがとうございます。お金のかけこみ投入は、おやめください」と声が流れ、商品取り出し口の扉を開けると「おつりの取り忘れに、ご注意ください。足元にご注意ください。出口は下側です。」とボイスが流れる。さらに商品を取り出すタイミングでは「『THE VENDING TRAIN』をご利用のお客様にお願いいたします。ひとりでも多くのお客様がお買い求めになれるよう譲り合ってご利用ください。」など、全5種のフレーズが用意されている。このボイスは、現役車掌の男女4人の声を収録したものだ。

自動販売機には現役車掌の男女4人の声が収録されている。スペシャル動画では、車掌の声の収録場面や「THE VENDING TRAIN」に対するコメントが見られる。

自動販売機の設置と同時に、スペシャル動画「働くって、いいもんだ。THE VENDING TRAIN」を公開した。

昭和、平成と2つの時代を走り続けた車両「銀座線01系」が退職し、自動販売機として再就職するまでの過程がドキュメントタッチで描かれている。動画では、退職した車両の再就職に当たり、元“同僚”の車掌たちがエールを送る物語を通じ、東京メトロとサントリーコーヒー「BOSS」の「働き続けるあなたに。おつかれさまです。」というメッセージを伝えている。

「THE VENDING TRAIN」は、実際に、東京メトロ銀座線の溜池山王駅11番12番出口中央付近に設置されている。

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