【前回コラム】「「人の繋がり」と「地位の高さ」があなたの寿命を決める?(ゲスト:石川善樹)【前編】」はこちら
今回の登場人物紹介
※本記事は1月10日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。
ダイエットの秘訣は「味覚」にあった!
中村:善樹さんはダイエットの本もいくつか出されてるじゃないですか?
権八:それは知りたい。
中村:いろいろな本を出されているので凝縮して聞きたいと思ってるんですけど、どこがポイントなんですか? どうやったらもっと痩せられるんですか?
石川:これも僕はめちゃくちゃ研究したんですよ。ダイエットは一番研究して、ついに結論に到達したかもしれないという。
中村:おー、教えてください、結論は?
石川:ついに来たなというのが「味覚を変えること」ですね。
澤本:味覚を変える?
石川:そう。気付いたんですけど、太ってる人の欲望って、第一に「痩せたい」なんですよ。そして第二は「食べたい」なんですよ(笑)
権八:面白い(笑)。
石川:第三に「動きたくない」という。どうしようもねーんすよ。ただね、大きな愛でその欲望を全部受け止めようと決めたんです。結局、味覚を変えるというのに行きつくんですけど、結局、食べたいんですよ。でもなんで食べたいかというと、油と糖を欲するようにできちゃってるんですね。油と糖は取れば取るほどもっと欲しくなるという性質ですから、止まらないんですよ。もう1個、旨味というのがあるんですね。最後、みそ汁などの吸い物で締めると、フーッという満足度があると思うんですけど。
権八:ありますね。
石川:旨味は満足度を与えてくれるんですね。味覚を油と糖にまみれた人をもっと旨味に慣れさせてあげると満足度が続くから自然と食べなくなるんです。いろいろ実験していったらわかってきたんですね。
権八:旨味ってなんだっけ? グルタミン酸?
石川:グルタミン酸などですね。要は「だしの素」のようなものを1日2、3回ぐじゅぐじゅとうがいするんです。2週間もやると、味覚は戻ります。
澤本:本当ですか?
石川:はい、舌痩せと呼んでます。ダイエットはこの味覚を変えるというのが究極だなと思ってますね。たとえば牛丼屋さんに行っていいけど、食事の最後はみそ汁で締めてくれ、ということなんですね。旨味が効いてるから。
中村:あー、旨味で終われと。
石川:それを米なんかで締めてしまった暁には、米は糖分の塊ですから、その後すぐにお菓子に手が伸びるんです。でも、みそ汁の旨味で締めると、満足感がずっと続くので。1回やってみてください。
権八:本当かよ(笑)。面白い。
石川:本当です。嘘みたいな本当の話です。
中村:リバウンドしないというか、一時的に減るだけじゃなく、痩せ続けるためにはどうしたらいいんですか? これまた難しいんですよね。
石川:そこは僕研究していて、味覚が変わってしまえばずっと痩せたままでいられるなと思ったのが、プチ断食している人の話を聞いたとき。プチ断食は1日、2日ぐらいなんですけど、終わった後に味覚が変わっていて、濃いものを食べられなくなってるんですよ。
澤本:そう言いますね。
石川:それが1カ月続くという話を聞いて、味覚って変わるんだと気づいたんです。それまで味覚は幼少期につくられて、変わらないと思われてたんですけど、結構、変わるんだなと。いろいろ実験しはじめたら、断食しなくても、だしの素でうがいするだけでいいと気づいて。
中村:にわかに信じがたい。でも確かに入院すると病院食は薄味ですが、退院した後にごはん食べると、めっちゃ味が濃いと思いますよね。
石川:そうそう。2、3キロ痩せたままでいようとすると効果的ですね。ただ、5キロ、10キロ痩せたままでいようと思うと、味覚変えるぐらいじゃちょっとダメですね。もうちょっといろいろやらないといけないんですけど。
権八:教えてもらっていいですか?