LEXUSがグローバルブランドキャンペーン「EXPERIENCE AMAZING」の一環として、2013年にオープンしたブランド体験スペース「INTERSECT BY LEXUS – TOKYO」(以下INTERSECT)は、“フードクリエイション”の活動を行うアーティストの諏訪綾子さんとのコラボレーション企画「Journey on the Tongue」を開催している。開催に先立ち2月26日には体験型エキシビションとレセプションパーティーを開催した。
「Journey on the Tongue」では、「味わうこと」を「旅」に例え、食を通じて人間の五感の鋭さや本能に対する気づきを得る体験を提供するとしている。
感覚の“旅体験”として、まず来場者は、本展のために特別に調香したという12種類の香りの中から、気に入った香りを直感でひとつ選ぶ。この香りが旅先を示す指針となり、香りとリンクした実際に“味わうことができる作品”を口に入れると、今回コラボしたメディアアーティスト・筧康明さんが設計した触覚デバイスから、異世界へと誘う音・振動がスタートする。演出はサウンドアーティスト・evalaさんが手がけた。
諏訪氏と「LEXUS」がコラボレーションした理由とは、「LEXUS」のクルマづくりにおいても“五感”が重要な要素となっているからだという。わずかな違和感にも気づく、五感を研ぎ澄ましたクルマづくりを目指す姿勢を、今回のコラボレーションイベントを通じて表現している。
振動・匂い・音・味・質感・温度などの複数の感覚を、口内で共感覚的に体感することで、時間経過や空間移動といった体験を提供する。複数人で体験することで特有の感覚と感情を共有することができ、体験深度の深い、記憶に残る旅体験になるという。さらに体験の一部をフードプロダクトとして購入して持ち帰ることで、どこでも旅の記憶を思い出すことができるように設計している。
企画展は3月15日まで開催される。