阪急阪神百貨店とライオンは14日、衣料と洗剤を同時に訴求する業界初のコラボレーションキャンペーンを開始する。
阪急うめだ本店の婦人服売り場で、約20ブランド100商品の「洗える衣料」を展開するとともに、ライオンが同売り場スタッフに衣類の手入れに関する正しい知識を教え、来店客に伝えてもらうことで販売力アップを図る。そのほか、限定コラボ商品の販売、トークショーをはじめさまざまなイベントなどを開催する予定。
今回のコラボレーション企画の実施は、ウール素材などの衣料品でもクリーニング費用の節約を目的に、自宅で手洗いする人が増えていることが背景にある。阪急阪神百貨店は正しい手洗い方法を伝え、気軽に手入れできることをアピールすることで、商品の購入を促進する狙い。ライオンは衣料用中性洗剤「アクロン」で幅広い衣料が洗えることをアピールし、使用機会の拡大を図りたい考えだ。