インターネット事業会社と通信事業会社9社は、6月9~23日、インターネット上の防災意識を啓発する『サイバー防災』を開催中だ。今年の特徴は、「童話の世界にインターネットがあったなら?赤ずきん」など、「童話×インターネット」の発想で幅広い層への理解促進に努める。
具体的には、公式サイトを通じ、「白雪姫」「赤ずきん」「三匹の子豚」の世界にインターネットがあったら、という仮説の物語から、不正なアプリをインストールさせたり、身近な人になりすまして乗っ取りを行ったり、などの現実のサイバー犯罪を伝える。物語を通じ、危機管理意識を高めてもらいたい考えだ。
参画企業はNTTドコモ、ディー・エヌ・エー、メルカリ、グリー、KDDI、DMM.com、ソフトバンク、ヤフー、LINEの計9社。背景は、これまでも各社それぞれでセキュリティ強化に向けた取り組みを行ってきたが、まだまだ不正行為がなくならない上、巧妙化。セキュリティ技術の向上・改善だけでなく、生活者へのセキュリティ啓発活動は各社で重要な課題となっており、今回の実施に至ったという。