父は世界的指揮者、母はモデル。超芸術一家のプライベート秘話が明らかに(ゲスト:小澤征悦)【後編】

【前回コラム】「「さけるグミ」のCM出演が映画のオファーにつながった!?(ゲスト:小澤征悦)【前編】」はこちら

今週のゲストは、先週に引き続き、俳優の小澤征悦さん。“イケメンなのに話すとめちゃくちゃ面白い” ─ そのギャップの秘密は家族にあった!?

今回の登場人物紹介

左から、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)、小澤征悦、中村洋基(すぐおわレギュラーゲスト)、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)。

※本記事は2月9日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

監督の笑い声でNGになる楽しい現場

中村:澤本大先生脚本の映画『一度死んでみた』。小澤さん、監督・浜崎慎治の顔とか、覚えていますか?……あの小男。

小澤:(バイきんぐの)小峠じゃない方ですよね、はい(笑)。

中村:浜崎監督について、演出で特に印象に残っていることはありますか?

小澤:浜崎監督は現場でずっと笑っていましたね!本番中も笑うんです。それでNGになったこともありました。録音部さんが「すいません!もう一回やらせてください」って。冗談じゃないですよ、本当に(笑)。

中村:本当ですね(笑)。

小澤:でも、監督の浜崎さんがすごく楽しんでいるのが分かって、演じているこっち側が、監督がのっているのを見ると、いい意味でのせられるというか。現場がすごく活気が出るので、そういう意味で楽しい現場だったなあと思います。もちろん才能があるし、采配も素晴らしいのですが、監督が楽しんでいる姿を見てこっちも楽しくなって頑張るみたいな、すごくいい循環をしている現場だったです。でももうちょっと笑いを抑えてほしかったですね(笑)。

澤本:確かに(笑)。浜崎くんと俳優さんたち、とても楽しそうにやっていたね。見学した時はそうだった。静岡のホテルで深夜まで撮影していたことがあって、普通皆さんお怒りになるような時間帯でも浜ちゃんがずっとその時間までケラケラ笑って。この人のためにやらなきゃかわいそうだなみたいな感じで、一生懸命やっていた。おかげで面白くなった。

小澤:まさにそうですね。あの映画の素晴らしいスピード感はやっぱり浜崎さんが撮ったからというのもあると思うんです。疾走していく感じというね。

澤本:すごい早く終わっちゃう。90分強で終わっちゃうから。

小澤:92分かな?あっという間ですよね。

澤本:例えば浜崎くんはCM出身ですが、映画監督と何か違うと感じるところはあるんですか?一緒に作品つくる中で。

小澤:撮り方とかそういうことですか?

澤本:撮り方も含めて何か……。

小澤:もともと映画を撮られていた方というのは体内の時間の流れが、もうちょっと長いかもしれないですね。ワンシーンを撮る時にぐーっと粘るというか、1シーンの中の1カットを粘って撮ったりする方が多いんじゃないかなと個人的には思います。でも『一度死んでみた』のような作品は、カットがポンポンポンって変わっていくじゃないですか。もちろんCMはそういうものだし、限られた時間の中で100%表現しようとする世界なので、テンポ感が違うと思います。でも基本的には面白いものを撮ろうという、いいものつくろうとする姿勢みたいなものは同じだと思うので。

澤本:浜崎くんも言っていたし、僕もそう思っていたのは、カットをかけるタイミングが早くないですか?ワンテイク撮っていてもうちょっと後ろまで撮っておけばいいのに、すぐ自分の使いどころだと思ったら「カット!」って言っちゃうから……。後で編集する時にもうちょっとお尻があったほうがよかったって編集の人に怒られていました。「もうちょっと撮っときなさい!」って。

小澤:自分が笑っちゃうからじゃないですか?

一同:

次ページ 「会いたかったリリー・フランキーさんと初共演」へ続く

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