文:小林パウロ篤史
PC版「キタコレ!」に続きまして、満を持して9月23日、iPhone版「キタコレ!」も配信を開始しました。GPSを活用したiPhoneならでの機能も盛りだくさんでございいます。DLしてお楽しみください!!!(http://media-jump.co.jp/apps/kitacolle/ またはAppStoreにて「キタコレ!」で検索)
iPhone版を開発する中で思ったこと。
というか前から思っていたのですが、実際に直面して実感したこと。
それは「英語、理系、限りなく透明に近いグレー」というキーフレーズ。
■英語・・・当然なのですが、アプリ開設のためのAppleDeveloper登録からアプリのリリースまで、全て英語。実はリリース直前で一度Rejectされたりしたのですが、その理由も、もちろん英語。ポリシーに反している場合の修正だと、細かいニュアンスをどう正確に汲み取るのか、が難しいのですが、プラットフォーム側の利点としては、英語という統一言語でポリシーを管理できる。ローカライズしてしまうと、意訳されてローカルルールが出来てしまう事がままあるので、運営者としては“正しい”。
■理系・・・これは何というか、そのままなんですが(笑)、英語の壁を突破しても文系の自分にはとっつきにくかったです。理系プログラマーには飛行機のコックピットをいじるようでワクワクするんでしょうが、パウロにはどっか間違ったトコ押して墜落しないか? とハラハラしてました。もっと言うと「ここまで自分で決めていいんだー」と感心しきり。
■限りなく透明に近いグレー・・・つまり、「AppStoreには広告枠が無い」という事を言いたいのですが(笑)、この割り切りは凄い。「人が集まる。だからそこであらゆる術(広告)を使って金儲けをする」ではなく「人が集まる。だからもっと集まるように工夫をこらす。金(課金)は結果、付いてくる」という姿勢が分かりやすい。まとめますと・・・英語が苦手で、文系な広告マンにとって、AppStoreは鬼門(笑)。でも刺激的でした。
Appleさんからは「キタコレ!」の「あした、何しよう?」コンセプトをご理解いただき、AppStoreでフィーチャーしてもらったりして、「自分達の進む方向は間違ってない」と勇気が出ました。
大資本であろうが、ベンチャーであろうが、正しいのは「革新的なアプリ」であり、「iPhoneで表現すべきアプリ」。この、割り切りが気持ちよかった。
世界的に「必要な人材」が、大きく変わってゆく。
社内ベンチャー奮闘記 ~新しい広告ビジネスを目指して バックナンバー
- 第21回 「キタコレ!「レコメンドおじさん」のご紹介(一部分だけだよ)」(9/27)
- 第20回 「あした、何しよう? を 笑って語れる世の中に」(9/20)
- 第19回 「「キタコレ!」編集部をご紹介します!」(9/13)
- 第18回 「サイト運営は密室のスカッシュ?!」(9/6)
- 第17回 「キタコレ!の中の人」になりました。」(8/30)
- 第16回 「【拡散希望】あした、何しよう?を解決する「キタコレ!」開始です!!」(8/16)
- 第15回 「メディア運営は、ながーい線香花火?」(8/2)
- 第14回 「まったくの未経験から社内ベンチャーを始めてわかった10の大事なこと(後篇)」(7/26)
- 第13回 「もっとしなやかに、もっとしたたかに」(7/19)
- 第12回 「まったくの未経験から社内ベンチャーを始めてわかった10の大事なこと(前篇)」(7/12)