ベクトルは9月23日、電通と共同でスタートアップ企業の事業成長の加速化を支援するプログラム「Rapid Socializing」の提供を開始した。
「Rapid Socializing」は電通、ベクトルがそれぞれに持つ専門領域のソリューションを組み合わせて提供することで、事業成長を加速させるエンジンとなる企業ブランドの早期確立と、そのブランドに基づく継続的なコミュニケーションをサポートするというもの。スタートアップ企業のサービス・製品は、新しい市場をつくるような新規性を持っているがゆえに、その価値やメッセージが理解されにくいという課題を踏まえ企画されたという。
電通のクリエーティブ・ディレクターを、スタートアップ企業1社につき1名任命する「1社1CD制」を採用し、CDがCEOと対話を重ね、サービスや製品の価値や企業のミッションやビジョンの言語化し、ステートメントを策定。その哲学や存在意義に基づいたコミュニケーション施策を実施することで、認知向上および継続的なブランド構築を行うという。
第一段階として同プログラムは、ベクトルが出資するスタートアップ企業に対し、ファイナンスや営業支援だけでなく、サービスや製品の価値、企業が伝えたい思いを言語化・ブランティングする支援を行うとしている。