LINEは、飲食サービスや観光サービスにソフトウェアの提供を行うエビソルと共同でAI電話予約応対サービス「AIレセプション」を開発。10月1日より、都内の一部飲食店での実用を開始した。
「AIレセプション」は、LINEが持つユーザーの要望に対してAIが対話応答するAIソリューション「LINE AiCall」と、エビソルが運営する飲食店予約管理システム「ebica」を連携したサービス。
今回の取り組みでは、「LINE AiCall」を「AIスタッフ“さゆり”」と名付け、飲食店にかかってくる予約電話に対して「AIスタッフ“さゆり”」が応対。
聞き取った内容と飲食店向け予約管理システム「ebica」の空席データをリアルタイムで参照し、予約登録までを自動で実施する。
AIスタッフによる飲食店の電話予約管理を自動化は、飲食業界で初の取り組みだという。
「AIスタッフ“さゆり”」が24時間365日対応することで、スタッフ不在時やピークタイムなどに発生しがちな電話の取り逃しによる機会損失を減らすことができるほか、これまで難しいとされていた来店当日や直前の予約電話の応対も行うことが可能に。
飲食店スタッフが電話応対に取られていた時間を、顧客へのサービスに集中させられるようになるなど、スタッフや店舗の負担を削減すること目的として開発されたという。