小学生から大人まで楽しくSDGsについて学べる本
宣伝会議では、書籍『未来の授業 SDGsライフキャリアBOOK』を12月22日より全国書店とオンライン書店で発売します。身近な課題からSDGsを理解し行動に移すヒントに満ちた、子どもから大人まで楽しくSDGsについて学べる書籍です。
本書は、4人の主人公がSDGsについて学習、体験し、さまざまな大人との出会いの中で生き方を模索しながら成長していくストーリー仕立てになっています。そして、SDGsの目標を、身近な日本の16の社会課題に落とし込んで解説している点に大きな特徴があります。本の後半では、SDGsに取り組む自治体、NPO、企業の取り組みを多数紹介。SDGs達成のために、今どんなアクションが日本で行われているのか、知ることができます。
●特徴1
異なる性格タイプの4人の子どもたちがSDGsについて学習、体験し、成長していく
ストーリーを、マンガとストーリーで楽しく描きます。
●特徴2
SDGsの目標を、関連する日本の社会課題に落とし込んで解説。SDGsを世界の話でなく、身近な“自分ごと”として捉える視点が見つかります。
●特徴3
SDGsに取り組む自治体やNPO、企業の具体的な取り組みを多数紹介。
本書のテーマは、「SDGs×ライフキャリア」です。ライフキャリアとは、単なる「キャリア」(進学先や就職先、職業など)の概念を超え、家庭や地域社会、趣味など、多様な社会との関わりの中での生き方を指す言葉です。SDGsに取り組む自治体やNPO、企業の担当者らの活動を数多く取り上げることで、「生きる」「学ぶ」「働く」を通じてSDGsに貢献するライフキャリアの具体例を見せています。子どもたちが大人になったとき、社会の中で、周りの人たちとどう関わりながら、自分らしい役割を果たしていくのか。ありたい未来(SDGsの達成された未来)に近づくための生き方のヒントを提示します。
本書は全国の小中学校と高校合わせて約3万5000校へ献本されます。
シリーズ前作は学校の教材・企業のSDGs研修採用の実績多数
「未来の授業」シリーズの昨年版は、多数の小中高の授業で教材採用され、また企業研修でSDGsの教材として活用されています。
巻末には、「教材としての本書の活用方法」を記載してあります。SDGsをテーマとした授業や「総合的な探究の時間」の教材としてお役立ていただけます。
本書を読んだ中学校・高校の先生方からは、
「SDGsの抽象から具体、具体からアクションに変える良書」
「地域学習、職場体験、修学旅行などにおいて、多様な探究学習がデザインできる」
「『総合的な探究の時間』の副教材にしたい」
などのお声をいただいています。
本シリーズはUNESCOの学習目的に基づく、シリーズ書籍構成としてデザインされています。来年度以降も、「ダイバーシティ」「協働/パートナーシップ」などをテーマに、シリーズの刊行を続けていく予定です。
監修者
佐藤真久(さとう・まさひさ)
東京都市大学大学院 環境情報学研究科 教授。英国国立サルフォード大学にてPh.D取得(2002年)。地球環境戦略研究機関(IGES)の第一・二期戦略研究プロジェクト研究員、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)の国際教育協力シニア・プログラム・スペシャリストを経て、現職。SDGs を活用した地域の環境課題と社会課題を同時解決するための民間活動支援事業委員長、国際連合大学サステイナビリティ高等研究所客員教授、北京師範大学客員教授、UNESCO ESD-GAPプログラム(PN1:政策)共同議長、特定非営利活動法人ETIC.理事、責任ある生活についての教育と協働(PERL)国際理事会理事、JICA 技術専門委員(環境教育)、IGESシニア・フェローなどを歴任。協働ガバナンス、社会的学習、中間支援機能などの地域マネジメント、組織論、学習・教育論の連関に関する研究を進めている。
編集協力
NPO法人ETIC.
社会の未来をつくる人を育むNPO法人。1993年の創業以来、政府や大学、大手企業、先輩経営者など、さまざまなプレイヤーと手を組みながら、大学生や20代の若者たちが「社会の課題や未来」について考え、実践する機会づくりを行っている。大学生を対象としたイノベーションスクール「MAKERSUNIVERSITY」、社会課題解決を目指す起業家支援プログラム「社会起業塾」などを通して、これまで1,600人以上の起業家を輩出。
目次
◆はじめに
◆登場人物紹介
◆SDGsチャレンジストーリー 第1話
◆本書の使い方
◆第1章 SDGsについて知ろう
・SDGsってなんだろう?
・SDGsってどうして生まれたの?
・よりよい世界をつくるための、SDGs「17の目標」
・「17の目標」がつながり合うことで、課題はどんどん解決していく
・日本が変われば世界も変わる。それがSDGsのチカラ!
・日本が抱えているこれから解決すべき課題たち
◆第2章 身近な問題から考えよう
・SDGsチャレンジストーリー 第2話
01 先進国なのに高い相対的貧困率
02 膨れ上がる社会保障費
03 自然災害大国日本
04 見直したいローカル経済
05 グローバルでつながる経済の課題
06 日本でも起きている食料問題
07 日本が一歩先ゆく超高齢化社会
08 マイノリティの人々の幸せ向上
09 止まらない気候変動
10 安心して出産し子育てできない社会
11 日本中に眠る未利用資源
12 老朽化が進むインフラ
13 復活できるか水産王国日本
14 やり直ししづらい日本社会
15 専門職が力を発揮できない職場環境
16 時代に合わせた幸せの模索と実現
・日本の課題をもっと知ろう、解決のアイデアをみんなで共有しよう!
◆第3章 仕事体験に行こう
・SDGsチャレンジストーリー 第3話
・石川県七尾市「#おうちで祭しよう」プロジェクト
・HASUNA(ハスナ)
・NPO「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」
・宮城県女川町「健康プロジェクト」
・課題解決に取り組む日本中のアクションを調べてみよう
◆第4章 SDGsの達成に挑む企業に突撃インタビュー
・SDGsチャレンジストーリー 第4話
丸富製紙、Innovation Design、Indeeed、ウォータースタンド、エーザイ、auじぶん銀行、カンコー学生服、ショーボンド建設、東芝テック、ナガイレーベン、日本ガイシ、ハウス食品グループ本社、ポーラ・オルビスホールディングス、三井住友トラストアセットマネジメント、Meiji Seikaファルマ/KMバイオロジクス、ライオン、あいおいニッセイ同和損害保険、加山興業、カルビー、北四国グラビア印刷、コメダ、星光PMC、チューリッヒ生命、道々楽者、凸版印刷、日産化学、日水製薬、日本山村硝子、白寿生科学研究所、パルシステム、北海道科学大学、マルサンアイ、ロッテ
・聞かせて!企業の担当者さんの中学生時代
・企業の取り組み一覧
◆SDGsチャレンジストーリー 最終話
◆教材としての本書の活用方法
◆本書で取り扱っている問いとその背景
◆現場の先生がたの声
◆おわりに
◆SDGs関連書籍・教材・ウェブサイト
◆監修・編集協力・寄稿者
◆SDGs×キャリア教育をテーマにしたゲーム教材のご紹介