福島県は3月12日、震災から10年を機に新スローガン「ひとつ、ひとつ、実現する ふくしま」を策定した。スローガンとロゴの制作には、クリエイティブディレクターで同県出身の箭内道彦氏と、アートディレクターの寄藤文平氏らがかかわった。
旧スローガン「ふくしまから はじめよう。」(2012年策定)の軸は“震災からの復興”。一方で新スローガンは、復興に向けて歩んできた「これまで」と、新しい未来につなげていく「これから」と、県民一人ひとりの「今」を重ねたメッセージがコンセプトだ。
県は、この新スローガンをより多くの人に知ってもらうため、広報隊を募集。特設ページから誰でも登録が可能で、登録をすると登録証を兼ねた缶バッチのほか、ポスターやマグネット、マスクなどのPRツールが送られる。福島県総務部広報課は、「新スローガンは、県庁のみならず県民や福島を応援してくださる方々に“ハードル低く”使ってもらい、広報隊として広めてもらえれば」と語った。
その他、ロゴとは別に福島の特産品やランドマークなどをイメージしたデザインフラッグやステートメントムービーも制作した。