「冷凍中華まん」で冷凍食品事業の拡大を狙う(井村屋)/販促コンペ・企業オリエン

6月3日13時まで企画募集中の「第13回販促コンペ」。このほど実施された課題協賛企業のオリエンテーションから、一部を編集部がピックアップ。ここでしか読めない、より詳しい内容をお伝えしていきます。

今回は井村屋の課題「『井村屋こだわりの冷凍ゴールド中華まんシリーズ』を『買いたい!』『たべたい!』と思ってもらえるアイデア」についてのオリエンテーションです(課題詳細ページはこちら)。
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冷凍食品はまだまだ小規模

1896年に羊羹の販売からスタートした井村屋は現在、ゆであずき、あずきバー、肉まん・あんまんなど、様々なカテゴリーの商品を展開しています。その中で、売上の23%を占める(2020年時点)のが「肉まん・あんまん事業」。中華まん市場は、2019年度には10年前に比べて1.2倍に伸長しており(加温協会調べ)、当社の中華まんの売上も約1.5倍に伸びています。

当社の中華まんには3つの温度帯商品があります。スチーマーで加温して販売する加温商品、チルド(冷蔵)商品、冷凍食品です。

当社の点心・デリ事業における温度帯別売上比率を見ると、「加温:チルド:冷凍=7:2:1」と冷凍食品はまだ小規模です。ですので、冷凍食品の需要が高まっている今、冷凍食品事業を拡大したいと考えています。

中華まんの技術と知識を集結させて誕生

1964年に発売した井村屋の肉まん・あんまんは、2021年で発売57周年になります。55周年を迎えた2019年には、日本食糧新聞社主催の「第38回食品ヒット大賞」にて、「ロングセラー賞」も受賞しています。

今回のテーマである「ゴールドまんシリーズ」は、発売50周年にあたる2014年に長年蓄積してきた中華まんの知識と技術を結集して開発した商品です。種類は3種類で、肉まん・あんまん・ピザまんがあります。

特徴は、もっちりとした旨味の強い生地。通常1回しか行わない発酵作業を、ゴールドまんは、包む前と包んだ後の2回行っています。肉まんは、国産豚肉に自社で炒めた玉ねぎと生玉ねぎを独自配合で併用してうま味・甘みを引き出した商品。あんまんは、粒が大きく煮崩れしにくい北海道産大納言小豆を白双糖で炊き上げたすっきりとした甘さのあんが特徴です。そしてピザまんは、イタリア産のトマトペースト、パルミジャーノレジャーノ、エクストラヴァージンオリーブオイルを使用し、産地の違う2種のチーズを独自配合したチーズを楽しめる商品です。

2018年にはパッケージのリニューアルを行い、包装袋のまま電子レンジで調理できる「個包装」を採用し。「ラップをする手間が省けて便利」と高評価をいただいています。

肉まんは秋冬の商材なので、店頭に並ぶのは基本的に8月~3月になります。最需要期は11月~2月の寒い時期で、1月25日は中華まんの日に指定されています。

「ゴールドまん」の売上は年々右肩上がり。2019年度は、冷凍中華まんシリーズ全体の売上のうち37%を占めました。そのうち約6割が肉まんで、残りの4割をあんまんとピザまんが半々で占めています。

認知度を上げ、食べてみたくなるアイデアを募集

本シリーズの主な購買層は40代~60代で、特に50代女性に人気です。また、レギュラー商品のあんまん・ピザまんの購買層と比べたところ、「ゴールドあんまん」の購買層は50代以上の割合が高く、「ゴールドピザまん」は30~40代男性の割合が高くなっています。

なお、「ゴールドまん」のSNS上でのお客さまの評価は、「個包装だから楽」「生地むちむち具材ぎっしり」など、生地や具材のおいしさ、個包装の利便性への評価が多く見受けられます。

このような背景を踏まえ、今回はゴールドまんの認知度を上げ、さらに売上を伸ばすために、井村屋こだわりの冷凍ゴールドまんシリーズを「買いたい」「食べたい」と思ってもらえるアイデアを募集します。

注意事項は次の5つ。

①ゴールドまんには加温商品もありますが、今回は冷凍食品を対象にします。
②ゴールドまん以外の中華まん商品を否定しないこと。
③商品スペックを変えないこと。
④ターゲットの年代と性別は問いません。
⑤販促手法に制限はありません。

この5つの注意事項を守っていただければ、どんなアイデアでもかまいません。たくさんのステキなアイデアをお待ちしています。

井村屋の課題詳細ページはこちら
第13回販促コンペ公式サイトはこちら
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