博報堂、「転載」を利用し中国で効率的なPR活動を行なうプログラム「博報転載」提供開始

博報堂は、中国において、効率的なPR活動を実施するためのプログラム「博報転載(はくほうてんさい)」の提供を開始します。

近年中国では、急速な経済発展により、TV等のマス広告やWEBメディアの媒体料金が高騰を続けています。そのような中、広告出稿とPR活動を組み合わせることによる、効率的なコミュニケーション活動が求められています。

中国の媒体は、出典元を明記すれば自由に転載できるという特性があるため、紙媒体(新聞・雑誌)から紙媒体、紙媒体から口コミ(ブログや微博*1 )、口コミから口コミという流れで、記事や書き込みの転載が頻繁に行なわれます。企業情報に関する記事でも、多い場合は1件の記事から、転載によって数百媒体に露出する例も見られます。

博報堂はこの点に着目し、得意先企業のPR活動の情報波及力を高めるオリジナルプログラム「博報転載」を開発しました。「博報転載」では、2004 年*2から独自に蓄積する新聞445 紙、雑誌256 誌、インターネットニュース2672 サイトの報道記事データベース及び、BBS600 サイト、BLOG14 ポータル、Q&A サイト10 ポータル及び主要5社の提供する微博サービスの口コミデータベースを活用します。

まず、データベースを使って業界やPRするテーマ(商品、企業、CSR等)毎に、転載件数が多い順に記事をランキング化。次にその傾向を分析し、PR活動を行なう際、優先的に発信すべき内容や、注力すべき媒体を抽出します。そして、それらの分析に基づき、効率的なPR活動を実施します。主なサービス提供対象企業は、中国に進出している、もしくはこれから進出を企図している日系企業の日本本社または中国現地法人を想定しています。

*1 微博(ウェイボー) PC やスマートフォン、タブレット端末から140 字程度の文字、画像や動画を投稿できるマイクロブログ
*2 2004 年から蓄積を開始したデータベースで、紙媒体は直近3 年、ネットやブログは直近2 年分を常に蓄積。微博は2011 年9 月から蓄積を開始し、今後は直近3 ヶ月分のデータを蓄積していく。

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