ネットで注文した料理をドローンで配送 JR東、11月20日に実証実験

JR東日本は11月20日、ECサイトで注文を受けた料理をドローン(無人航空機)で空輸する実証実験を行う。KDDI、ウェザーニューズ、JAL、テラ・ドローン(Terra Drone)との共同施策。JR東日本は、24年度に第1期開業予定の東京・品川エリア開発プロジェクトへの実装を目指す。東京都内でのレベル4飛行の実証実験は初という。

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JR東日本が運営するネット通販サイト「JRE MALL(JREモール)」で注文を受けた料理を、複合施設「ウォーターズ竹芝」内の芝生広場に設置したテーブルへ、ドローンを用いて届ける。参加者数は1組最大4人までで10組。予約は10月22日に開始し、近隣住民が参加する。予約は締め切っている。

実験は2部制で、午前10時〜午後3時は「ウォーターズ竹芝」内で約50メートル飛行する。午後6時30分〜午後8時は、同施設から浜離宮まで約700メートルを飛行する。

複合施設「ウォーターズ竹芝」に設置した発地点

実証実験に用いるドローン「ACSL-PF2」。最大積載量は2.5キログラム

政府は、2022年度中にドローンによるレベル4飛行の実現を目指す。レベル4飛行は、有人地帯の上空を、立ち入り監視措置などを担う補助者なしに飛行するカテゴリー。機体認証と操縦ライセンス、国交相の認可・承認を受けて可能とするなどの整理を進めており、ことし6月にも航空法が一部改正された。物流の効率化や、災害対応の高度化が期待されている。

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