MVNO(仮想移動体通信事業者)のシェアが3ポイント下がり、9.3ポイントとなった。MMD研究所が12月10日発表した「2021年12月通信サービスの利用動向調査」でわかった。オンライン専用プランへの流入が目立つ。MVNOシェアは2019年9月をピークに下降が続いている。
サービス別に現在契約している通信会社の前に利用していた通信会社を見ると、他社からの乗り換えが多いのは「Y!モバイル」「UQモバイル」「Rakuten UN-LIMIT VI(楽天アンリミット・シックス)」。特に「楽天アンリミット」は半数がMVNOから乗り換えていた。
大手3社利用者で、プランの変更や乗り換えを検討している人では、各社とも20%前後が楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」への乗り換えを検討していた。NTTドコモは19.1%、auは17.6%、ソフトバンクは20.1%となった。
自社のオンライン専用プランやサブブランドへの乗り換え検討状況は、NTTドコモの23.5%が「ahamo」、auの22.6%が「UQモバイル」、ソフトバンクの28.7%が「Y!モバイル」と回答した。
主に利用する端末のシェアは、携帯大手3社と楽天の合計で90.7%。そのうち、オンライン専用プランの「ahamo(NTTドコモ)」「povo(KDDI)」「LINEMO(ソフトバンク)」は6.8%、サブブランドの「UQモバイル(KDDI)」「Y!モバイル(ソフトバンク)」は12.8%だった。
調査対象は18〜69歳男女4万人で、期間は11月15日〜17日。