伊藤忠新年広告「未来を、試着しよう。」にトモ コイズミをまとう冨永愛が登場、関連イベントも開催

伊藤忠商事は、2022年1月4日に年始のメッセージとなる新聞広告を日本経済・朝日・毎日・読売・産経新聞(日経のみ30段)に出稿した。

日本経済新聞に出稿された30段広告。

同社では、2021年年頭に「Dear LIFE._生活って宇宙だ。」をメッセージとするシリーズ広告を開始。今回の広告は「Dear LIFE._生活って宇宙だ。」を分母に置いたキャンペーン内の、年頭のメッセージとなる。

「リモートワークや飲食業態の規制が続き、人と会いコミュニケーションを深める時間が減った昨年までの世相の中で、今年は少しでも新しいチャレンジを応援していこうという姿勢を標榜しています」と、クリエイティブディレクター 戸田宏一郎氏。

商社のリーディングカンパニーとして、商いを基軸に新しい価値観、新しい生活を応援していくこと。そしてコロナ禍の新春らしく前向きに明るく華やかさを持ち、商いにおける未来を作り出していく能力をメッセージし、力強いビジュアルで表現している。
キャッチフレーズは、「未来を、試着しよう。」。繊維事業を祖業とする伊藤忠らしく、衣食住遊の「衣」であるファッションがテーマだ。

「気に入らなければ何度でも着替えればいい、前に向かって進む気持ちさえあれば何度でも新しい試みを恐れないでほしい。洋服の持つ自己を表現する力と、自分のWill(意思)をコピーに込めました。ファッションのように、気分を作り出すツールとして気軽に試着できる、そんな未来であってほしいと願います。そして2022年は、“試す”年になることを希望します」(コピーライター 有元沙矢香氏)


制作にあたっては、テーマである「商社の扱うファッション」の領域を、どう狭義に閉じ込めないよう解放していけるかが最重要課題だったという。撮影は、ファッションフォトでも知られる戎康友氏。戎氏とスタッフは何度も会話を重ねた。

「我々の見つけた突破口はトモ コイズミさんの洋服です。彼の表現する世界には新しい文脈を感じました。喜びや希望に満ち溢れています。独特の色彩やどこか非現実的なデザインばかりではなく、その背景には日本文化や職人技への敬意の表現があります。また、その洋服にサステナブルな素材が用いられていることも重要です。トモコイズミさんのファッションを身に纏い、サステナブルなメッセージへと昇華していけるモデルも冨永愛さんしか考えられませんでした」(戸田氏)

冨永さんが登場した広告は、「ファッショナブルで超カッコいい」「(良い意味で)総合商社の広告とは思えない」など、SNSで反響を集めている。
同社は、「わたしが夢中のSDGs、はじまる。」をコンセプトとするITOCHU SDGs STUDIOを東京・外苑前に開設。冨永さんがエバンジェリストを務めている。そして、1月22日からは、本テーマに基づいた企画展「未来の試着室」展も予定されており、広告とリアルをつなげていく。

本展では、多様な「衣」在り方と、自分にできることの多様さも感じてもらえるよう、会場には異なる5つの切り口の「衣」と5つの試着室を用意。来場者は、リサイクル/循環、次世代繊維/環境、ダイバーシティ、伝統継承、リユースというテーマの商品や素材を体験することができる。

15段広告。東京五輪開会式などで注目を集めたトモ コイズミの衣装をまとった冨永愛さん。


「未来の試着室」展
主催  :ITOCHU SDGs STUDIO
期間  :1月22日(土)〜2月27日(日)11時~18時 
     ※休館日:毎週月曜日。月曜日が休日の場合、翌営業日が休館。
会場  :ITOCHU SDGs STUDIO
料金  :入館料無料
 

スタッフリスト

企画制作
電通+CC inc.+GLIDER+ギークピクチュアズ
CD+AD
戸田宏一郎
C
有元沙矢香
D
田代祐美子
企画
志伯健太郎
PR
稲留福太郎
撮影
戎康友
レタッチ
吉川たけし
コミュニケーションプランナー
工藤拓真
AE
小田純生、高橋知也、盛晋太郎、太田代絵理
製版・印刷
岡本孝

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター
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