日本ポストプロダクション協会は2日、2010年度の「ポストプロダクション設備調査」の結果を発表した。
この調査は、HDなど映像制作の高精細化やノンリニア編集の拡大といった、制作体制の変化にともなうポストプロダクション事業者の設備動向を把握するため2004年から隔年で実施されている。それによると、会員社75社のうち編集室を有する67社の605室(オンライン編集室513室/オフライン編集室92室)で、オンライン編集室の94.9%を占める487室がHD対応するとともに、67社全てがHD編集室を保有していることが明らかになった。またMAルームは64社で201室が稼働し、そのうち107室が5.1ch以上のサラウンドに対応する。