博報堂プロダクツ元社員が逮捕 金券を不正発注、詐取

博報堂プロダクツは5月11日、元社員が詐欺容疑で警視庁に逮捕されたと発表した。取引先に金券や商品券を社名をかたって発注し、換金して詐取していた。元社員は、ノベルティなどを扱う部署に所属していたとみられる。21年1月末に懲戒解雇となっている。

2020年12月に、発注先からの残高確認で発覚。2016年から4年間、発注額と換金時の差額の埋め合わせのため、くり返し不正行為に及んだ結果、未払い金額は合計で、約43億3000万円に上っていた。

博報堂プロダクツは保全した16億2000万円との差額、27億1000万円を2021年3月期第3四半期決算で、特別損失として計上している。

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