※本記事は、2022年9月1日発売の『販促会議』2022年10月号の転載記事です。
POINT
①コア層だけでなく幅広い年代に「推し」がいる
②ジャンルの幅広さは販促の多様さにもつながる
③「推し活」はライフスタイルとして定着
2021年には「推し活」が流行語大賞にノミネートされ、「推し」という言葉がすっかりと市民権を得た感がある。
博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所による「メディア生活と推しに関する行動意識調査2021」によると、2021年11月に実施した15〜69歳の男女を対象にしたインターネット調査で「あなたには好きで『推し』ている事や人、物はありますか」と聞いたところ、「ある」と答えた方は60.8%と実に6割も推しを持つまでに広がっている。年代別では、若年層ほど推しを持っており、10代、20代では4人に3人が推しを持っていることがわかった。
また、後述のパナソニックの調査によると、スクリーニング調査(n=5131)段階で、20〜50代女性の約5人に1人が「現在推し活をしている」(21.8%)と回答。「推し活」のジャンルとしては、「アイドル(性別問わず)」(37.0%)、「アーティスト(音楽活動をする歌手、奏者)」(30.7%)、「K-POP アイドル・アーティスト」(18.4%)、「アニメ(コンテンツ自体やキャラクターを含む)」(17.7%)、「漫画(コンテンツ自体やキャラクターを含む)」(16.8%)などが上位に入っている。
幅広い年代で多岐にわたるジャンルで楽しまれる「推し活」は一過性のブームではなく、これからのライフスタイルのように感じられる。これからも「推し活」と共存するプロモーション事例に注目していきたい。
―本記事の続きは、9月1日発売の『販促会議』2022年10月号で読むことができます。
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