日本パッケージデザイン協会は9月14日、日本パッケージデザイン大賞2023の受賞作品を発表した。大賞に選ばれたのは、「資生堂 BAUM」。
「資生堂 BAUM」は2020年6月に発売。スキンケア製品やボディケア製品を展開し「樹木との共生」をテーマに掲げてきた。サステナビリティに取り組みながら、デザインによる質的な豊かさの実現を目指している。
パッケージには木製家具の製造工程で発生する端材を再利用しており、プラスチック削減のために植物由来樹脂や、紙製チューブを採用した。また、レフィル商品を購入すれば、木製パーツ部分は再利用できるという特徴を持つ。
デザインを担当した資生堂クリエイティブの信藤洋二氏は、受賞にあたり「今回の大賞受賞を大変光栄に感じると共に、これを励みとし、これからも樹木の多様な美しさを未来へつないでゆきます」とコメントしている。
日本パッケージデザイン大賞は1985年から隔年で開催。パッケージデザインの社会的地位向上を目指し、今回で20回目を迎えた。応募総数は1060点。一次審査において416点が選ばれ、そこからさらに31点の入賞作品が決定した。一次審査は一次審査員59人が、二次審査は、協会会員審査員10人と前回(2021年)の大賞受賞者1人および外部特別審査員4人がそれぞれ担当した。
大賞1点および金賞作品7点は以下の通り(順不同)。その他、銀賞12点、銅賞10点、特別審査員賞4点が選出されている(特別審査員賞と他の賞の同時受賞が計3点あり)。
大賞
BAUM
スタッフリスト
- 応募社:
- 資生堂クリエイティブ
- CL:
- 資生堂
- CD:
- 信藤洋二
- AD+D:
- 山田みどり
- AD+D:
- 永田香
- AD+D:
- 竹田美織
- プロダクトデザイナー:
- 熊野 亘
- Artist:
- Bryan Nash Gill
金賞
●アルコール飲料
BATON
スタッフリスト
- 応募社:
- OUWN
- CL:
- 箕面ビール
- CD+C:
- 三村恵三
- AD+D:
- 石黒篤史
- ディレクター:
- 大下香緒里
●一般飲料
クラフトボス ブラック、ラテ、微糖
スタッフリスト
- 応募社:
- サントリー
- CL:
- サントリー
- CD:
- 石浦弘幸
- CD+AD+D:
- 児島薫
●菓子
Loopキシリトールガム
スタッフリスト
- 応募社:
- ロッテ
- CL:
- ロッテ
- CD:
- 佐藤 卓
- ボトルデザイナー:
- 藤原普夫
●化粧品
雪肌精クリアウェルネス
スタッフリスト
- 応募社:
- コーセー
- CL:
- コーセー
- CD:
- 佐藤 卓
- AD:
- 横倉尚子
- D:
- 江連有美、吉田雄貴、田中萌
●ホームケア&電化製品・雑貨
オリジナルブレンドマテリアル : 『WF-1000XM4』パッケージ
スタッフリスト
- 応募社:
- ソニーグループ
- CL:
- ソニー
- D:
- 廣瀬賢一
●贈答品
資生堂2020年度創立記念品
スタッフリスト
- 応募社:
- 資生堂クリエイティブ
- CL:
- 資生堂
- CD:
- 菊地泰輔
- AD+D:
- 寒川紗代子
●輸送用ケース
アイ(eye)アムミカン
スタッフリスト
- 応募社:
- MARU
- CL:
- かどや
- C:
- 成瀬雄太
- AD:
- 杉山紘一
- D:
- 遠藤美奈子
- プロデューサー:
- 北野 拓
- Prd:
- MARU