甲南女子大学は1964(昭和39)年に創立された神戸市にある女子総合大学で、その前身は1920(大正9)年に実業家・安宅彌吉氏により設立された甲南高等女学校にさかのぼる。運営する学校法人甲南女子学園は大学のほか、中学校・高校・大学院を抱える。
広報人材のスキル向上のため、200種類以上におよぶ宣伝会議の教育講座から選りすぐった任意のオンライン講座を受けることができる研修メニュー「宣伝会議スタンダードトレーニング」を活用している。広報課の田坂友宏氏に受講動機と人材育成について聞いた。
——現在の業務内容を教えてください
田坂:事務局広報課は管理職を含めて6人の体制で、学園・大学広報、メディアリレーション、大学受験の高校生や保護者に向けた募集広報、さらにWebサイトやSNS運用などのデジタル周りまで、幅広い内容を業務領域としています。
——「スタンダードトレーニング」をなぜ受講しようと思ったのですか
田坂:まず業務領域がかなり広いので基礎的な知見が必要であること。2点目は、代理店に頼り切った広告宣伝から脱却しパートナー企業と共創するためのコミュニケーションスキル、ノウハウが必要になってきたこと。3点目はデジタルに関する知見の必要性があらゆる場面で増したことが挙げられます。
そのような環境の中、大学の人事異動は3~5年の周期で行われるので、短期間でスキルを習得して活躍できる広報人材を育成する必要があります。それを効率的かつ短期間で達成しないといけないと考えた時に、「スタンダードトレーニング」は最適な選択だと思いました。
——どのような講座を受講しましたか。また受講するために工夫した点があれば教えてください。
田坂:広報の基礎や、デジタルマーケティングの基礎を集中的に学びました。幅広く、基礎的な知識、かつなるべく汎用性の高いものを全員が共通して受講するようにしました。
在宅勤務で自分が集中できる環境で受講したり、大学なので教室を借りてリアルタイム配信で集中して受講したりと、オフィスと離れたところで勉強ができるように工夫しました。
——スタンダードトレーニングで学んだ効果はどのように現場に反映されていますか。
田坂:広報業務を未経験で広報課に配属されたスタッフの例ですが、受講したおかげで、制作の一連の流れがわかったと述べていました。本来、実務を行いながら半年から1年かけてようやく理解できる内容です。受講したおかげで、早めに全体像を把握できたことは良かったと思います。
また私が受講した「企業のためのジェンダー論基礎講座」では、炎上広告の先行事例やトレンドを学ぶことができて、勉強になりました。作り手と受け手の間にギャップがないか、そこを意識する姿勢の大切さを学べたのは、貴重な体験でした。
——今後はどのような育成計画を立てていますか。
田坂:本学の求める職員像として、「日々新た、日々成長」を規定しているので、今後も継続して学び続けたいと思っています。今年受講したメンバーは、広告宣伝のジェネラリスト的な知識を得たところなので、さらに各自の担当分野で専門性が高い知識を得てスペシャリストになって欲しいと思います。
中長期的には今回、この講座を受けている広報課スタッフが数年後異動した際に、ここで得た広報スキルを他部署でも発揮することにより、大学組織全体の広報力アップに貢献してくれればいいと考えています。
「宣伝会議 オンライン版スタンダードトレーニング」でした。
マーケティングや宣伝、販促、広報、デジタルなどをテーマとした教育講座の受け放題プランです。今回、ご自宅やオフィスなど、インターネット環境があれば、どこでもご受講が可能な「オンライン版」スタンダードトレーニングが登場いたしました。
<宣伝会議 オンライン版スタンダードトレーニング 概要>
・教育講座196万円相当のカリキュラムが50万円で受講可能。
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株式会社宣伝会議 教育事業部
MAIL:info-educ@sendenkaigi.co.jp