日本アドバタイザーズ協会デジタルマーケティング研究機構は11月29日、広くデジタルを活用したマーケティング、コミュニケーションなどの原動力となった人物の功績を称える「Web人大賞」にキリンのオウンドメディア編集長を務める平山高敏氏(キリンホールディングス コーポレートコミュニケーション部)を選出したと発表した。
平山氏はWeb制作会社、昭文社を経て2018年にキリンホールディングス入社。2019年、デジタルマーケティング部在籍時にnote公式アカウントを立ち上げ、2020年に現在のコーポレートコミュニケーション部に機能移管された。オウンドメディア「KIRINto(キリント)」の運営、インハウスエディターの育成も担当する。
一連の活動によって、オウンドメディアを「顧客との長く、持続的なつながり」を生み出すメディアと位置付け、他社が参考とする先行事例を生み出した点が評価された。
【関連記事】
平山氏のコラム「サステナブルな関係をつくる『コミュニティ的』オウンドメディア」
同賞は第10回Webグランプリの「Web人部門」における表彰で、大賞のほか「Web人賞」として4名を選出している。
「Web人賞」はデジタル庁でチーフデザインオフィサーを務める浅沼尚氏、UX分野の教育などを手がけるインフォバーンの井登友一氏、デジタル広告の健全化、正常化に取り組んできたIndex Exchange Japan香川晴代氏、位置情報と連動したデジタルイラストマップを作成できるプラットフォームの基盤をつくったStroly 高橋真知氏が受賞した。
「Web人部門」は、有識者で構成されるWeb人賞選考委員会による審査会、デジタルマーケティング研究機構の幹事会で審議の結果、受賞者が決定した。
このほか第10回「Webグランプリ」では、11月17日に企業グランプリ部門を発表した。
【関連記事】
「Webグランプリ」最高賞に日本ガイシ・ブラザー・クボタ・亀田製菓を選出
さらに11月25日には多様なWebアクセシビリティを実現しているサイトを称える「アクセシビリティ賞」を発表している。受賞サイトは以下のとおり。
グランプリ
・東京海上日動火災保険「自動車保険」
優秀賞
・サカタのタネ コーポレート ウェブサイト
・SmartHR「WORK DESIGN AWARD」
・中外製薬「くすりの会社の『そうぞう LABO』」
・ビズリーチ「Visional Designer Internship 2022『脳が汗かく 5 日間』」
・福岡市経済観光文化局 国際経済・コンテンツ部 まつり振興課「福岡市民の祭り 博多どんたく港まつり モバイルどんたく(モバどん)」