第10回BOVA 一次審査員の皆さん
〈ディレクター〉大柿鈴子、小野田玄、隈本遼平、金野恵利香、洞内広樹
〈プランナー〉有元沙矢香、小島翔太、佐藤雄介、水本晋平、吉兼啓介
本日は、電通 zeroのクリエイティブディレクター/CMプランナー 佐藤雄介さんのコメントを紹介します。
さとう・ゆうすけ
電通 zeroクリエイティブディレクター/CMプランナー。最近の仕事に、マクドナルド「時をかけるバーガー」「マックTHEチキン」「帰ってきたチキンタツタ」、ギャツビー「スキンケア」「カッコいいは、変わる。」、日清カップヌードル「HUNGRY DAYS アオハルかよ。」、ドコモ「高校1000 日間の片想い」、BUMP OF CHICKENMV『記念撮影』、まふまふ MV『それを愛と呼ぶだけ』など。2017 年度クリエイター・オブ・ザ・イヤー受賞。
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Q1. 若手の頃に「成長につながった」と感じた経験を教えてください。
若手の頃の仕事でいうと「味噌汁’s CM」や「ロックを聴かせた味噌汁」や「かわいい味噌汁」などで検索すると出てくるムービーです。それこそ、みんなで手弁当でやりきった仕事なのですが、この「やりきった」という感覚が、成長させてくれると思いました。
そんな仕事を、ひとつずつ積み重ねられるかどうかが、僕は大切なような気がします。BOVAのような場こそ、まさにやりきるための舞台ですよね。アイデアを考え抜いたり、ディテールにこだわったり、動画編集の詰めだったり、やりきってもらえればと思います。
Q2.ご自身が演出をする上で意識しているポイントは。
その企画を、チームみんなが楽しめそうかを考えます。好きこそものの上手なれ、というのは本当で、みんなのモチベーションが高い企画はクオリティに出ます。BOVAこそ、自分が得意な部分で勝負できるものだと思うので、ぜひ好きなように、モチベーション高く制作できるもので勝負すると、良いものができるのではないでしょうか。
あと、若者向けの仕事でも、大人向けの仕事でも、今の高校生が興味を持つかなぁ、という視点は意識しています。やっぱり、次の広告を担うのは彼らなので。ですので、こういった賞への学生の応募、応援しています。狙い目だとも思うので。
Q3. 動画制作を進める応募者にメッセージをお願いします。
アイデアには、それぞれ適切な尺の長さがあります。ムービーも長ければ長い方がいいわけでもなく、その逆もしかり。一度できたら、不要なカットは削って、なるべく短くすると良いと思います。もちろん面白いところや、間(ま)みたいなものは、削らない方が素敵です。
BOVAは2023年1月27日まで作品募集中です。
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