※本記事は、2022年12月1日発売の『販促会議』2023年1月号の転載記事です。
ロイヤリティ マーケティング
新規事業開発部 部長
佐藤智仁氏
SDGsをテーマにブランドを差別化
──「Green Ponta Action」について教えてください。
共通ポイントサービス「Ponta」を運営する当社は、SDGsの達成に向けた活動として、2019年より「Green Ponta Project」を展開しています。
この一環として、2021年4月にアプリ「Green Ponta Action(グリーンポンタアクション)」をリリースしました。日常生活の中で気軽に取り組めるSDGsにつながるアクションを積み重ねることで、「持続可能でより良い世界を目指す」活動を知ることができるアプリです。
この企画を立ち上げた背景には、単純にポイントだけでユーザーに魅力を訴求していくのは、昨今の競争環境の中で難しいこと。またPontaというブランドに愛着を持ってもらうにはどうしたらいいのかという課題がありました。その中で、SDGsは今後ますます重要になると予想。アプリのテーマをSDGsとすることにしました。テーマとするにあたり、「持続可能でより良い世界を目指す」ための課題に気付くには、各自が「何がサステナブルか」を認識する必要があると考え、そこに意識を向けるような仕組みを取り入れることにしました。
そこには「私たちはSDGsの達成を目指していくブランド」という立ち位置で他のポイント事業者と差別化していこうという狙いと共に、「SDGsに共感してくれるユーザーと共に課題に取り組んでいく」というブランディング戦略もありました。
──アプリ開発について教えてください。
アプリの開発にあたっては、ユーザーと企業それぞれに対して狙いがあります。
まずユーザーに対しては、「SDGsは意識が高い人がやること」というイメージを変えたいという思いがあり、ユーザーに意識変容や行動変容をもたらすアプリを目指しました。
一方企業に対しては、その企業の商品やサービスのファンになっていただけるような、ユーザーと企業がマッチングするプラットフォームになるように企画しました。
―本記事の続きは、12月1日発売の『販促会議』2023年1月号で読むことができます。
月刊『販促会議』2023年1月号
【巻頭特集】
小売・サービスが実践する
「ロイヤルティプログラム」
■OPINION
そのロイヤルティは本物? 見せかけ?
顧客ロイヤルティを捉える3つの視点
小野譲司(青山学院大学)
4つの施策を効果的に実行し
行動的ロイヤルティを向上させる
伊藤勇次(KPMG FAS)
企業やサービスへの愛着・信頼をどう生み出す?
心理的ロイヤルティの高め方
伴 大二郎(顧客時間)
■INTERVIEW
顧客理解を徹底することがロイヤルティ向上に直結
ANA Xが考える、マイレージプログラムとは
ANA X
顧客の声を生かし、スピーディにサービスを改善
パーク24グループのロイヤルティ戦略
パーク24
会員との密なコミュニケーションで
良質な口コミを生む「こどもちゃれんじ」
ベネッセコーポレーション
SNSを駆使したコミュニティ運営で
ファンとつながり続ける編み物店
Sheepl
ポイント獲得と環境にいいことをゲーム感覚で実践
「ポイント×SDGs」でサービスを差別化
ロイヤリティ マーケティング
■調査レポート
顧客は企業をどう見ている?
業界別顧客満足度調査からみる消費者の評価
■TOPICS
広告主とメディアをつなぐ新サービス
「日本のメディア」を
活用したプロモーション
インテルの新プロジェクト
生活動線上のメディア活用で認知を拡大
インテル
エリアに特化した施策で前年比300%
新規事業を飛躍させたメディア×小売施策
ニチバン
ReTaが新たなインフルエンサー施策に挑戦
成功の秘訣は「フォロワー数<熱量&共感性」
MTG
【特集2】
インバウンド、店舗DXのトレンドを予測
企業座談会
■DISCUSSION
規制緩和で復活に期待
インバウンドへの取り組み最前線
大丸松坂屋百貨店×山芳製菓
DXはCX・EXへと続く
店舗DXへの取り組み最前線
東急ストア×ファクトリージャパングループ
■TOPICS
博報堂プロダクツ
集客から店頭販促、優良顧客化まで
最適化されたアプローチで買い物体験を向上
■シリーズ 販促の基本
海外への販路拡大
はじめての越境EC・海外Webマーケティング
徳田祐希(世界へボカン)
■METHOD
(秘)公開 これがプロの企画書だ!
南日本酪農協同「ヨーグルッペトレジャーII」の企画書
湯治健富(電通九州)