広告界「就活」スタート セミナーに学生1400人

広告業界を目指す大学生向けの就職セミナー「広告・Web・マスコミ業界就勝(しゅうかつ)フェス2012」(主催・マスメディアン)が25日、東京都内で開催され、就職活動中の大学3年生ら約1400人が来場した。

昨今の経済情勢から、採用を控える企業が多く、学生を取り巻く環境は厳しい。文部科学省の調査によると、2010年3月の大学(学部)卒業者数54万1000人中、就職者総数は32万9000人で、就職率は60.8%。

参加したある学生は「インターネット上にはない貴重な生の声が聞けた」と感想を述べ、有益な情報を得ようとする姿勢がうかがえた。講演ではサイバーエージェントやグリーのほか、電通や博報堂、博報堂プロダクツら広告会社、日本テレビ放送網やテレビ東京らメディア企業が演台に立った。低迷が報道される広告やメディアだが、変わろうとする現場社員らの話を受け、「実際の仕事のイメージがわいた」「やはりマスコミ業界に進みたい」などと、学生らは今後の戦いに意欲を燃やした様子だった。

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ