講談社は1月17日、『東京卍リベンジャーズ』最終巻の発売にあたり、朝日新聞朝刊にエリアごとに異なる7パターンの広告を掲載した。コンセプトは「運命をひっくり返す」。キャラクターもコピーも上下逆さまに描かれた新聞広告は、見る方向によって結末が変わるというものだ。タイムリープでこれまで何度も運命を変えてきた作品らしく、結末を自分の手で決められる仕掛けを施した。
累計7000万部を突破し、アニメや映画、ゲームなどへの展開を見せたタイムリープサスペンス『東京卍リベンジャーズ』(和久井健)。本広告は最終巻である31巻の発売を記念して掲載された。
「2021年11月16日発売の『週刊少年マガジン』51号(講談社)をもって約5年半にわたる連載が完結し、1月17日に最終巻となる第31巻が発売に。その発売を記念して、読者はもちろん、離脱者や未読者まで、『思わず気になって読みたくなる!』企画を求めていました」と講談社 宣伝部 田幸志朗氏は出稿の経緯を説明する。
今回、新聞を活用したのは「反転して見ることができる媒体」という特性があることから。
「5年半にわたる物語がついに完結する。果たして結末は、ハッピーエンドかそれともバッドエンドか。この感情こそ最終巻を手に取る最強の動機だと考えました。この気持ちを東京リベンジャーズらしく、つくれないか?この新聞はそんな視点から生まれました。タイムリープでこれまで何度も運命を変えてきた、東京リベンジャーズらしさを表現する最もふさわしい媒体として、“マス広告の中で唯一、反転して見ることができる新聞”を選びました」(TBWA\HAKUHODO クリエイティブディレクター 宇佐美雅俊)。
SNS上でも、「東リベの広告かっこいい!!」「地域によってキャラが違うからどの地域のも欲しい」「買いに行かねば!」と話題になった。
スタッフリスト
- 企画制作
- TBWA\HAKUHODO+博報堂+東京アドデザイナース
- CD
- 宇佐美雅俊
- C
- 大石将平、永田優太朗
- SAD
- 伊藤裕平
- AD
- 松田健志、海津典義
- D
- 嶋崎純子、小幡航平、皆川花、鈴木竣介
- AE
- 近藤陽子、安福隼也