世界三大刃物産地・岐阜県関市、「るろうに剣心」完全再現の真剣を展示

岐阜県関市にある関鍛冶伝承館が、人気漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚―』とのコラボ展示会を2月18日から3月30日まで開催する。

「剣心VS志々雄 るろうに剣心と日本刀の世界展」ポスター。入館料は大人500円、高校生・小学生は200円。

 

関市はイギリスのシェフィールド、ドイツのゾーリンゲンとならぶ「世界三大刃物産地」のひとつとして知られており、2015年には刃物が存在しない世界を描いた「もしものハナシ」など、刀に関連する様々なPRを行ってきた。

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本展の目玉展示は同アニメの主人公・緋村剣心の天敵、志々雄真実の持つ「無限刃」を再現した真剣。公式初となる再現を担当したのは同市内の刀匠で、刃に細かな刃こぼれがあるといったアニメ内の設定も忠実に再現。関鍛冶伝承館公式Twitterでは制作の様子を収めた動画も公開されている。

二十五代・二十六代藤原兼房刀匠親子が真剣の日本刀として公式に再現した「無限刃」。

2019年に博物館明治村(愛知・犬山市)と同アニメのコラボで製作された主人公の愛刀「逆刃刀・真打」も展示されるため、サブタイトルは「剣心VS志々雄」。そのほかアニメ内で主人公のライバルとして描かれる新撰組・斎藤一が使用していた「関の孫六」の展示や、日本刀の製作工程や関鍛冶の歴史の紹介も。

また、2月22日には「無限刃」製作に関わった刀匠らのトークショーが、3月5日には古式日本刀鍛錬の一般公開が行われる予定。


 

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