「世の中を良くする不快のデザイン展」開催、不快を有効活用したデザインを展示

日本デザイン振興会と電通クリエーティブXは、3月24日から「世の中を良くする不快のデザイン展」を開催する。会場はGOOD DESIGN Marunouchi(千代田)。


「不快」を効果的に用いることで、結果として世の中を良くするデザインになっている物事を、千葉大学の日比野治雄名誉教授の監修のもと、心理効果からひも解き展示する。展示の例に、不快で危険を伝える「緊急地震速報チャイム音」、不快と快で学習する「トレーニングパンツ」、不快で記憶力を高める「Sans Forgetica」、面倒で価値を高める「ホットケーキミック」ほか。

企画チームのひとり、電通クリエーティブXのクリエイティブディレクター 中沢俊氏は、「多様性やコンプライアンスなどが強く推し進められる中で、“不快”は社会から排除されていっています。それは一見正しいように感じますが、あらゆる不快を排除した先に、私たちにとって本当に“快い社会”が待っているのか、ということに以前から疑問を持っていました。本展示は、そんな疑問へのチャレンジでもあり、今後の社会やデザインへの新たな発見の糸口になればと思っています」とコメントしている。


GOOD DESIGN Marunouchiでは、2021年から企画展の公募を実施。今回は22企画の応募の中から、「 “不快”という感覚が現代人の人間性の輪郭を浮かび上がらせる可能性と、心理的な効果に目を向けることで新しいデザインのアプローチ方法を提示する」内容が評価され、本企画が選ばれた。

開期は4月23日まで。
 

スタッフリスト

企画制作
世の中を良くする不快のデザイン展 企画チーム
CD
中沢俊
C
佐々木千穂
AD
浅岡敬太
D
江口光希
演出(映像)
松元良、畑野亮
TD
村田洋敏、石川達哉
Pr
鈴木創太、井口英哉

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター


 

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