タクシーアプリ「DiDi」サービスを疑似体験できる動画を公開

クリエイティブリレーは商品やサービスの新しい表現を、クリエイターと開発していくシリーズ企画。今回は、タクシー配車アプリ「DiDi 」を使ってみたくなる動画をテーマにムービーを制作。ここでは、そのクリエイティブを紹介します。

2018年から日本国内でタクシー配車アプリ「DiDi 」を提供しているDiDi モビリティジャパン。現在は15都道府県でサービスを展開中だ。

今回はアプリでの配車経験がない人に向け、主にプライベートでタクシーが必要なシチュエーションを中心に、DiDi のサービスを疑似体験できる動画をコミューンラボが制作した。

視覚的な強さがあるアニメーションに

雨の日に外出先でタクシー会社に電話をするも、繋がらずに困惑する女性。ハッと思いついたようにスマホをタップしDiDiのアプリを操作すると、複数のタクシー会社に同時注文が入り、一番近くのタクシーがすぐに迎えに来る⸺ 。

今回制作したシリーズ動画で描かれるのは、タクシー配車アプリ「DiDi」の強み。移動やタクシー配車時の困りごとを解決する様子が、軽快な音楽とアニメーションで表現されている。

「雨の日」篇、「飲み会終わり」篇、「家族のお出かけ」篇、キャンペーン告知、これらをまとめたバージョンなど5本の縦型動画を制作した。

 

冒頭の「雨の日」篇では、アプリを使うことで複数のタクシー会社へ同時注文できる利便性。「飲み会終わり」篇ではアプリでの乗車前の目的地設定によって、飲み会の帰りでも道案内不要で安心して帰途につくことができるという快適さ。

そして「家族のお出かけ」篇では、アプリによる平均5分のタクシー配車と自動決済で、出かける準備に追われる家族が無事に搭乗予定の飛行機に間に合う安心感などを描いている。

アプリを提供するDiDiモビリティジャパンでは前述の3 篇を含む、計5 本の縦型動画を制作。その背景には、タクシーを月1回以上利用するユーザーの80%以上がアプリを認知しているものの、「アプリの利用率は全国のタクシー利用の10%程度に留まっている」という現状がある(DiDi調べ)。

同社マーケティング本部部長の河合正憲さんは、「調査結果から現状のタクシー利用の不便さや配車アプリの利点が理解されていないと感じた一方、その不便さをアプリで解決できると同時訴求すれば利用も増えるのではと考えました」と語る。

そのため、動画はDiDiのサービスを疑似体験できる内容とした。また、従来は16:9で動画を制作していたが、「スマホ利用などデジタル上での訴求を最大化することを想定し、縦型ショート動画にフォーカスして制作を進めました」と、同社マーケティング本部マネージャー 広瀬太郎さんは説明する。


イラストラフから。

 

タクシー配車アプリというと多忙なビジネスパーソンが利用するイメージが根強いが、今回はアプリでの配車経験がない層に周知するためにプライベートでタクシーを利用したいと感じるシチュエーションを採用。

柔らかな雰囲気のアニメーションの表現にしたのもそのためだ。複数のイラストレーターの提案から、男女問わず受容されるようなトーンを選んだ。

一目でタクシー配車アプリの動画であると理解してもらえるよう、アプリで複数のタクシー会社に注文する様子やルート表示されるスマホ画面、さらにはタクシーの車体や車内といったカットも象徴的に盛り込んでいる。

動画の制作はコミューンラボが担当。菅原拓也さんは、「他のタクシー配車アプリと差別化できるような、視覚的に強く印象に残るアイデンティティを具現化すること」を念頭に置き制作にあたった。

具体的にはロンドン在住のイラストレーター・細山田曜さんによる、生き生きとしたアイコニックなキャラクターイラストを提案。SNS やタクシーの車体のラッピング広告も連動し、効果的に機能するビジュアルに仕上げた。

「簡略化されながらも、表情豊かで愛着のわくキャラクターたちに命を吹き込むアニメーションにこだわりました。Lo-Fiかつエッジの効いた表現で、キャラクターたちに温かく親しみやすい印象を与え、より人間的なアプローチを実現することができました」(菅原さん)。

札幌・大阪・福岡でタクシーラッピングを実施。

 

動画の配信に先駆けて、同一のビジュアルでラッピングしたタクシーが札幌・大阪・福岡で運行中。この企画もコミューンラボが動画とセットで提案し、実現した。今後はYouTube やTwitter、DiDi アプリ内のプロモーション、会社HP でも展開される予定。

「今後も制作したクリエイティブを起点に、オフライン・オンラインともに活用可能性を探っていきたいです」(河合さん)。

ムービーはこちら(DiDiのYouTube公式チャンネルで公開中)



お問い合わせ
DiDiモビリティジャパン
URL:https://didimobility.co.jp/

コミューンラボ

映像領域を主軸に、ブランドや企業イメージの構築、広報宣伝戦略の企画立案をはじめ、撮影・編集、デザイン、アニメーションの制作も一貫して手がける。
考察から問題解決にいたるまで一つひとつを丁寧に見直し、マルチなプラットフォームでのクリエイティブな解決を提供し、ブランド価値を創り上げる。

スタッフリスト

企画制作:
コミューンラボ
Pr:
菅原拓也、小堀允義
演出:
河村勇作
D(モーション):
加来伯石
I :
細山田曜

ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/STPL:ストラテジックプランナー/D:デザイナー/I:イラストレーター/CPr:クリエイティブプロデューサー/Pr:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/PGR:プログラマー/FE:フロントエンドエンジニア/SE:音響効果/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター

 


 

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